骰子の眼

cinema

東京都 中央区

2010-02-25 18:45


[CINEMA]石井裕也監督×満島ひかり主演、注目の顔合わせによる生命力に満ちた悲喜劇『川の底からこんにちは』レビュアー募集

しょうがない、でもがんばるしかない。日本映画のホープが閉塞感から抜けだそうとするOLの生活を瑞々しく綴る
[CINEMA]石井裕也監督×満島ひかり主演、注目の顔合わせによる生命力に満ちた悲喜劇『川の底からこんにちは』レビュアー募集
(C)PFFパートナーズ2010

上京して5年。仕事も恋愛もうまく行かず「妥協」した無気力な毎日を送っていたOL佐和子は、父親が病に倒れたことで田舎に帰郷して、緑が深く生い茂る水辺の町にある“しじみ工場”の後継ぎをすることを余儀なくされる。その工場で働くおばちゃん達はくせ者揃いで、“しじみ”の売り上げも下がるばかり。さらなる受難の日々が始まろうとしていたが、佐和子はこれまでの「妥協」した人生に初めて立ち向かうことを決意する……。

日本を代表する監督を次々と発掘してきた、ぴあフィルムフェスティバルのコンペティション第29回PFFで『剥き出しにっぽん』がグランプリを受賞し、アジアのアカデミー賞とも呼ばれる”アジア・フィルム・アワード“にて「第1回エドワード・ヤン記念 アジア新人監督大賞」を受賞し、本作が第60回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待を受け、いま国内外で高い注目を集める26歳にして本格派監督・石井裕也の商業映画デビュー作。「中途半端なまま生きてきた人間たちが反逆する姿、何かに対して抗う姿を描きたい。夢も希望ももちにくい世の中にあって、どうすれば希望を持ちつづけることができるかを描くことが挑戦でした」と語るように、現代社会が抱える問題や世相を反映させ、逆境に立ち向かってゆく様々な世代や立場の人たちをコミカルに愛らしく映し出した。

koawanosoko_sub1
(C)PFFパートナーズ2010

現代に生きる等身大の女性・佐和子役を演じたのは、今年、順風満帆の若手実力派女優・満島ひかり。昨年09年に『プライド』(監督:金子修介)、『愛のむきだし』(監督:園子温)、『クヒオ大佐』(監督:吉田大八)での演技力を高く評価され、モントリオールファンタジア映画祭最優秀女優賞、第34回報知映画賞新人賞、第83回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞、第64回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞、第31回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞、TAMA映画賞2009 最優秀新進女優賞など多数受賞。本作では更なる躍動感溢れる演技に自然と引き込まれるでしょう。駄目男だけど憎めない佐和子の彼氏役に、映画やTV、ラジオドラマのナレーターなど様々な役を自在に演じる、遠藤雅。佐和子の父親役に『THE3名様』のパフェおやじ役で若者からも人気を博した志賀廣太郎。佐和子の叔父役に、劇作家、演出家、映画俳優と多岐に渡り活躍する岩松了。健一の連れ子役に石井監督から天才子役と太鼓判を押された相原綺羅、しじみの町に暮らす人たち、工場で働くオバちゃんたちを演じる役者陣が実に味わい深くそれぞれの存在感を発揮している。(以上、プレスより引用)

【関連リンク】

アップリンク・ニューディレクターズ・シリーズ公式HP・石井裕也監督ページ



『川の底からこんにちは』

G.W. 渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
製作:矢内 廣、氏家夏彦、武内英人、北出継哉、千葉龍平、宇野康秀
監督・脚本:石井裕也
プロデューサー:天野真弓
撮影:沖村志宏
照明:鳥越正夫
録音:加藤大和
整音:越智美香
美術:尾関龍生
音楽:今村左悶 野村知秋
編集:髙橋幸一
スクリプター:西岡容子
助監督:近藤有希
アシスタントプロデューサー:和氣俊之
特別協賛:KODAK
助成:文化芸術振興費補助金
配給:ユーロスペース+ぴあ
出演:満島ひかり、遠藤 雅、相原綺羅、志賀廣太郎、岩松 了
2009年/35ミリ/112分/カラー/1.85ビスタ/モノラル
(C)PFFパートナーズ(ぴあ、TBS、TOKYO FM、IMAGICA、エイベックス・エンタテインメント、USEN)

公式サイト



試写会に5名様ご招待

公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方、5名様をご招待します。応募方法は下記から。(※当選された場合に必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)

『川の底からこんにちは』試写会5名様ご招待
日時:2010年3月17日(水)18:00開映
場所:シネマート銀座試写室(中央区銀座5-15-1 南海東京ビル地下2階)[地図を表示]

【応募方法】

webDICE会員の『webDICE編集部』アカウントまでメッセージをお送りください。
(ログインした状態でのみメッセージ送信が可能です)

■メッセージ送付先

webDICE編集部
http://www.webdice.jp/user/283/

■件名を「3/17 川の底からこんにちは」としてください

■メッセージに下記の項目を明記してください

(1)お名前(フリガナ必須) (2)電話番号 (3)メールアドレス (4)ご職業 (5)性別 (6)ご住所 (7)応募の理由

※『webDICE編集部』アカウントにメッセージを送るにはwebDICEのアカウントを取得する必要があります。登録がまだの方は以下ページより、新規ご登録ください。

webDICE新規登録ページ
http://www.webdice.jp/signup.html

■応募締切り: 2010年3月10日(水)午後3時

※当選者の方のみ、ご応募いただいたアカウントにメッセージにてご連絡いたします。

レビュー(0)


コメント(0)