骰子の眼

dance

東京都 渋谷区

2009-12-04 19:25


田口トモロヲ、菊地成孔をゲストに迎える“ロマンチカスペシャル”も─「HARAJUKU PERFORMANCE+2009」

今年も12月19日を初日に4日間、ラフォーレミュージアム原宿で14組の多彩なアーティストを迎え開催
田口トモロヲ、菊地成孔をゲストに迎える“ロマンチカスペシャル”も─「HARAJUKU PERFORMANCE+2009」
出演者(上段左から)菊地成孔、横町慶子(ロマンチカ)、田口トモロヲ (下段左から)はむつんサーブ、山崎広太

今年3回目の開催を迎える、ダンス、演劇、映像、アートというジャンル横断型のパフォーマンス・フェスティバル「HARAJUKU PERFORMANCE+2009」。ロマンチカの横町慶子菊地成孔&田口トモロヲをゲストに迎える“ロマンチカスペシャル公演”と、11組のアーティストがパフォーマンスを披露する“パフォーマンスライブ”が開催される。

“パフォーマンスライブ”に出演するのは、マドンナのワールドツアーにも参加したアニメーションスタイルダンサーの2人組はむつんサーブ、劇作家・演出家の柴幸男、ダンサー・振付家の黒田育世山崎広太、パフォーマンス集団contact Gonzo、クリエイティブ・ユニットトーチカ、プロジェクトOpen Reel Ensemble、映像作品・舞台を手掛ける生西康典の演出によるモデルの点子・ダムタイプのパフォーマー川口隆夫・webDICEの人気連載「マンガ漂流者(ドリフター)」でもお馴染みの音楽・文筆・前衛家吉田アミ

既成のジャンルや従来の概念にとらわれない表現で世界的に高い評価を得る日本のクリエイティブ・シーンの中でも特に注目されているパフォーマンス。そんなパフォーマンスの作品群の中から、注目作品を一挙集積。その構造、設計思想を通じて、2010年代のトウキョウ・クリエイティブを紐解こうというのが今回の試みだ。ダンス、演劇、映像、アート。実力派から注目の気鋭。そしてアカデミーからストリートにいたるまで、多方面におよぶラインナップになっている。


ロマンチカスペシャル公演 横町慶子 SOLO ACT VOL.01「かわうそ」
日時:12月19日(土)19:00、20日(日)15:00~/19:00~

yokomichi

横町慶子(ロマンチカ)

東京都出身。カーペンターズ来日公演、坂本龍一、矢野顕子等のアルバム、コンサートにコーラスで参加。1990年よりロマンチカに所属、ロマンチカのすべての演劇・ダンス作品にメイン出演、振付を担当。06年には、フランスの伝説的女性写真家 イリナ・イオネスコが撮り下ろした横町慶子写真集「je ne sais pas」が出版された。


taguchi

■田口トモロヲ

1957年、東京都出身。78年「発見の会」で舞台デビュー。82年『俗物図鑑』で映画デビュー。84年パンクバンド「ばちかぶり」を結成。 89年、映画『鉄男』(塚本晋也監督)ほか、多数の映画に出演。03年には、映画『アイデン&ティティ』で初監督を務めた。09年8月公開の『色即ぜねれいしょん』が監督第二作となる。


kikuchi

菊地成孔

音楽家、文筆家、音楽講師。アバンギャルド・ジャズからクラブシーンを熱狂させるダンス・ミュージックまでをカバーする鬼才。驚異的な博識と饒舌な文体で、エッセイストとしても高い評価を受け、音楽雑誌、ファッション雑誌、文芸誌など、多彩な媒体で活躍中。



パフォーマンスライブ
日時:12月22日(火)19:30~、23日(水・祝)13:00~/18:00~

kuroda

黒田育世

BATIK主宰・振付家・ダンサー。2000年より「伊藤キム+輝く未来」で活動。02年「BATIK」を設立。近年は、金森穣率いるNoismへの振付提供や、Josef Nadj振付・演出作品「遊*ASOBU」にダンサーとして参加、また作家の古川日出男とのコラボレーション作品「ブ、ブルー」を発表するなど活動の幅を広げている。


hamutsun

はむつんサーブ

日本にて発祥したあまりに独得のアニメーションスタイルダンサー。単なる目新しさだけではない、そのスキルに裏打ちされたパフォーマンスで、数々の有名コンテストで優勝&入賞を果たした。昨年、マドンナのワールドツアー「sticky&sweet tour2008」に参加。満足することのないその姿勢は、今も彼らを進化させ続けている。


contact

contact Gonzo

森の中でカメラを破壊しながらも誰よりも自分たちに近つづく手法「the first man narrative」を開発し、以後、大量の写真撮影を行う。これまでにヘルシンキの地下に広がる核シェルターや北極圏の森のテント生活、南京の学生食堂、ソウル駅、沖縄の巨大な埠頭などでの撮影を行う。


tochika

トーチカ

ナガタタケシとモンノカヅエを中心にしたクリエイティブ・ユニット。映像制作を中心にグラフィック・デザイン、ライブ・パフォーマンス等を行う。08年にはクレルモンフェラン国際短編映画祭Labo部門でグランプリを受賞するなど、ワークショップを元に、人の関わりがあってはじめて映像が成立するという点で、「PIKAPIKA」はアニメーションの新しい境地を開いたともいえる作品である。


shiba

柴幸男

劇作家・演出家・ままごと主宰。青年団演出部所属。1982年生まれ愛知県出身。日常の機微を丁寧にすくいとる戯曲と、ループやサンプリングなど演劇外の発想を持ち込んだ演出が特徴。全編歩き続ける芝居「あゆみ」、ラップによるミュージカル「御前会議」、一人芝居をループさせて大家族を演じる「反復かつ連続」など、新たな視点から普遍的な世界を描き出す。東京を拠点に、地方公演やワークショップ活動など精力的に行っている。


open

Open Reel Ensemble

古いオープンリール式のテープデッキをUSB制御できるよう改造、それらを複数台用いることによってアンサンブルを行うプロジェクト。今や時代の表舞台から姿を消したローテクな録音機、オープンリール。その場で音や声をテープに録音しつつ、リールの「回転」を素手やPCでコントロール。耳と眼の奥に響く未来のグルーヴを探求する。


yamazaki

山崎広太

振付家、ダンサー。カンパニーKota Yamazaki Fluid hug-hug主宰。ベニントン大学ゲスト講師、コロンビア大学非常勤教授。1994年《バニョレ国際振付賞》受賞。07年振付家部門でニューヨーク・ダンス&パフォーマンス・アワード《ベッシー賞》受賞。ニューヨーク、東京を拠点に活動。08年よりBody Arts Laboratoryメンバー。


ikunishi

■生西康典

映像作品、舞台の演出などを手掛ける。これまでの作品は、ライブ上映「眼孔、斜に射す太陽」、ダンス/映像/音楽による舞台「星の行方」、インスタレーション作品「六本木クロッシング」展、「GUNDAM 来るべき未来のために」展、映像提供「三文オペラ」、DVD作品「Dark Room filled with Light」、「Mouse Escape」など。


tenko

★点子

1996年ドイツ生まれの13歳。英語、ドイツ語、日本語を話す。モデルとして、多数のフェスティバルなどに出演。「ヴォーグ」「エル・ジャポン」「流行通信」などの雑誌、アニエス・ベーのショー出演など、幅広く活動している。


takao kawaguchi

川口隆夫

大学時代よりパントマイムを基礎としたムーブメントシアターのテクニック、「ミーム」を学ぶ。1996年からはパフォーマンスグループ「ダムタイプ」に参加し、「OR」、「メモランダム」、「ヴォヤージュ」に出演。また、95~99年まで東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のディレクターを務め る。また翻訳も手がけ、03年にはイギリスの映像作家デレク・ジャーマンがエイズで亡くなる直前に書いた色に関するエッセイ「クロマ」を共同翻訳した(出版: アップリンク)。


yoshida

吉田アミ

1990年頃より音楽活動を開始。2003年にソロアルバム「虎鶫」を、09年4月に中村としまると共作したCDアルバム「蕎麦と薔薇」をリリース。また、「ユリイカ」、「野性時代」、「週刊ビジスタニュース」などにマンガ批評、コラムを発表するほか、ロクニシコージ「こぐまレンサ」やタナカカツキ「逆光の頃」の復刻に携わっている。



HARAJUKU PERFORMANCE+2009

12月19日(土)19:00~「ロマンチカスペシャル公演」
12月20日(日)15:00~/19:00~「ロマンチカスペシャル公演」
12月22日(火)19:30~「パフォーマンスライブ」
12月23日(水・祝)13:00~/18:00~「パフォーマンスライブ」
※開場は開演の30分前

場所:ラフォーレミュージアム原宿(東京都渋谷区神宮前1-11-6)[地図を表示]

料金:「ロマンチカスペシャル公演」前売4,000円、当日4,500円
「パフォーマンスライブ」前売3,500円、当日4,000円
※日時指定・全席自由・整理番号順入場

その他詳細は公式サイトから

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