骰子の眼

cinema

東京都 渋谷区

2009-10-15 18:37


少年から見た現代(いま)の日本を描く『ワカラナイ』レビュアー募集

「悲劇的かつ美しい作品」(ロカルノ国際映画祭ディレクター・フレデリック・メール)と評された、小林政広監督の最新作
少年から見た現代(いま)の日本を描く『ワカラナイ』レビュアー募集
ⒸMONKEY TOWN PRODUCTIONS

ロカルノ国際映画祭に続き、ハンブルグ映画祭、バンクーバー国際映画祭、そして釜山国際映画祭で上映が決まっている映画『ワカラナイ』。世界が注目する小林政広監督が渾身の思いを込めて描く、21 世紀の日本版『大人は判ってくれない』。レビュアー、8名様を募集!

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ⒸMONKEY TOWN PRODUCTIONS

母子家庭で育ち16歳になる亮は、田舎町の粗末なアパートでひとり暮らし。入院中の母を抱えながらも、コンビニのアルバイトで生計を立ててきたが、長引く母の闘病生活で家計は圧迫され日々の食事すら満足にできなくなっていた。今日もバイト先のコンビニでレジをごまかし、おにぎりやサンドイッチを持ち帰り空腹を満たす日が続く。そんな中、同僚の木澤も亮を気遣うが誰も彼の孤独を埋める事はできなかった。夏休みのある日、レジのごまかしが店長にみつかり、亮はアルバイト先をクビになる。生活の糧を失い戸惑う亮。やりきれない思いで、ひとり秘密の場所で父の住む東京の地図と、父と幼い頃の自分との写真をみつめる。それは亮にとって現実から目をそらす事のできる唯一の時間だった。

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ⒸMONKEY TOWN PRODUCTIONS

それでも、日々の生活は続く。頼るあてもなく入院中の母のもとを訪れるが、希望を失った母は父への不満の愚痴をぶつけるばかり。亮は張りつめていた気持ちが一気に崩れてしまう。やがて母の死がおとずれる。病院への支払や葬儀代の工面という現実に追い込まれ、亮の絶望と不安は頂点に達する。もう、アルバイト代の残りも底をついている。そして、亮が選んだのは、母親の亡骸を自らの手で葬る事。美しく青く塗られた小さなボートで、母を海に送る。一人きりの葬儀のあと、亮は、住み慣れたアパートを後にし、父のもとへと向う。亮は、ようやく父との再会を果たすが、そこには、幸せとは程遠い現実が待っていた。

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ⒸMONKEY TOWN PRODUCTIONS

【関連リンク】
小林政広監督 webDICEインタビュー「観た人を揺さぶりたい」(2009.9.30)


映画『ワカラナイ』

11月14日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、11月28日(土)より新宿バルト9にてロードショー
監督・脚本:小林政広
プロデューサー:小林政広
製作:モンキータウンプロダクション
出演:小林優斗 柄本時生 田中隆三 渡辺真起子 江口千夏 宮田早苗 角替和枝 清田正浩 小澤征悦 小林政広 横山めぐみ ベンガル
配給:ティジョイ
宣伝:アップリンク
2008年/日本/104分
公式サイト



試写会に8名様ご招待

公開に先立ち、本作品の試写会を観て400~600字程度のレビューを書いて頂ける方、8名様をご招待します。応募方法は下記から。(※当選された場合に必ず試写会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています)

『ワカラナイ』試写会 8名様ご招待
日時:2009年10月28日(水) 18:00開場 / 18:30開演
場所:東映試写室 東京都中央区銀座3-2-17[地図を表示]

【応募方法】

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■応募締切り:2009年10月21日(水)午後3時

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