スペインの人気イラストレーター、アナ・フアンによる『第6回ラテンビート映画祭』メインヴィジュアル
『第6回ラテンビート映画祭』では、ゴヤ賞6部門制覇の超話題作をはじめ、アカデミー賞、カンヌ国際映画祭など各映画祭へ正式出品された作品をメインにスペイン、アメリカ、メキシコ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、キューバという3つの大陸・7つの国から届いた映画を上映。東京では9月17日（木）～23日（水・祝）に新宿バルト9で、大阪では9月23日（水・祝）～27日（日）に梅田ブルク7で、開催される。
第6回を迎えた今年の見所は、ラテンの陽気さという魅力だけではなく、数々の困難に直面しても生き抜く人々の逞しく、潔く、そして美しい姿。「ラテン」をキーワードに、国も時代も多様な全15作品を日本初公開。日本ではなかなか観ることができない作品を一同に集めている。
『カミーノ』（スペイン）
突然の病に襲われた11歳の少女カミーノを主人公に、実話を基に人の命と神、死と幸福の解釈を真正面から問いただした『カミーノ』（スペイン）。オプス・デイの敬虔な信者である両親の姿と、幻想と現実という少女らしい想いと、宗教的な教えの間を生きたカミーノが最後に見た幸せな夢とは。ゴヤ賞6部門を制覇した感動巨編だ。
『命を燃やして』（メキシコ）
『命を燃やして』（メキシコ）では、1932年のメキシコ・プエブラを舞台に、剛腕アンドレス・アセンシオ将軍に嫁いだ少女カタリナの成長を描く。圧倒的な男性優位社会と、独裁的で身勝手な夫を前に、己の非力さに絶望しつつも賢く自立した女性へと成長したカタリナは、真の愛に目覚め、自由と解放を渇望するように。メキシコ映画史上最高製作費を投じた壮大な愛と裏切りの物語。
『サンティアゴの光』（チリ・アルゼンチン・スペイン・フランス）
チリの首都サンディエゴを舞台に、幸せを求めて懸命に生きる4人の人生が交差する、『サンティアゴの光』（チリ・アルゼンチン・スペイン・フランス）。誰もがどうしようもなく不器用で、足りない物が沢山ある上、毎日何かを失っていく。その中でも大事なことに気づく瞬間があるから、きっと生きている。チリ映画『マチュカ』の監督が現代を鋭く切り取った群像劇だ。
『イブクロ／ある美食物語』（ブラジル・イタリア）
大都会に流れついた貧乏人のノナトを巡る悲喜劇が愛と美食の共通点、そして果てなき欲望の罪深さを教えてくれる『イブクロ／ある美食物語』（ブラジル・イタリア）。料理人として働くノオトは、食べっぷりのいい娼婦イリアに一途な想いを募らせながら、愛に仕事にと情熱を傾ける。2008年ロッテルダム国際映画祭ライオン賞など数々の賞を受賞したブラックコメディ。
「日本で観る機会が少ないラテン諸国の映画を、より多くの人に紹介したい」とスタートしたこの映画祭。22日には、映画コメンテーターのLiLiCoと、第1回から企画・プログラミングディレクターを務めるアルベルト・カレロ・ルゴ氏のトークショーを開催。スペイン・マドリッド出身のアルベルト氏は、東京藝術大学大学院デザイン課に留学経験があり、2005年の愛知万博でスペインパビリオンの文化交流活動ディレクターを務めるなど、日本とスペインの文化交流に貢献している。
18日には、初の試みである映画祭公式パーティが南青山のLe Baron de Parisで開かれる。公式パーティでは、ペニンシュラ東京レジデントDJのAMIGAや、J-WAVEでの番組プロデュースほかステージ演出などで活躍しているJin Nakahara、パーカッショニストでラジオ・テレビのパーソナリティ・MC経験を持つKTa★BRASILがDJを務める。また、映画祭のためのラテン諸国から来日するフレンドリーなゲストたちも多数参加。街をラテン色に染める。
また、11月には、これまでの開催では同時上映されていたドキュメンタリー映画だけを集めた映画祭「ラテンビート－アンブランテ」を独立して開催。こちらでも、ラテンビート溢れる、より強力なラインナップが期待できそうだ。
『第6回ラテンビート映画祭』
2009年9月17日（木）～23日（水・祝） 新宿バルト9
2009年9月23日（水・祝）～27日（日） 梅田ブルク7
入場料：1回券 一般1,700円 学生1,500円 ※前売券1,500円
パスポート券（全回通し）13,000円 ※枚数限定販売
『第6回ラテンビート映画祭公式パーティ』に
2組4名様をご招待
日時：2009年9月18日（金） 23:30〜
場所：Le Baron de Paris ル・バロン・ド・パリ
（東京都港区南青山3-8-40 青山センタービルB1F） [地図を表示]
※『公式パーティ』へのご招待となります。映画上映は行ないませんことをご了承ください。
※当日は、必ず22:00〜23:30の間に会場のLe Baron de Parisにて受付を済ませ、ご入場ください。23:30以降はご入場いただけない場合がございます。
※その他詳細は、公式サイトから
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