タイのアピチャッポン監督の『世紀の光』が検閲を受けて問題になっていることは知っていましたが、その後どうなったのかをwebDICEのユーザーでタイに留学してタイ映画を研究されていた秋葉孝之さんがレポートしてくれています。
秋葉孝之氏(tkster)の日記
アピチャッポン監督 『世紀の光』センサーシップの行方
http://www.webdice.jp/diary/detail/372/
タイでは『世紀の光』問題後、検閲ではなく、レイティングのシステムを作る方向への運動が起こったそうです。
しかし、新しいレイティングのシステムができても検閲は依然としてあるというのが問題だそうです。
日本の場合も自主規制団体である映倫は原則レイティング機関なのですが、R-18と一番厳しいレイティングを指定した作品に対しても、修正を配給会社に求めてきます。
僕もタイの映画人同様、検閲からレイティングのシステムへというのは賛成です。その意味としてはレイティングをするなら、表現の自由は100%保証された上でということがあります。
そして日本の場合を考えると、映倫は国家の検閲でないですが、現状では残念ながらレイティングありそして検閲もあるというシステム移行するタイと大きく変わらないようにも思います。
写真のTシャツはアピチャッポン監督にもらったものです。
『世紀の光』監督インタビュー
http://www.flowerwild.net/2006/12/2006-12-06_121909.php
(編集長/浅井隆)