骰子の眼

cinema

東京都 ------

2009-07-03 18:17


「何が善で何が悪か、表裏一体で、何を信じていいのか?」―手塚治虫の問題作『MW-ムウ-』クロスレビュー

「邦画では珍しい空撮ありカーチェイスありのスピード感溢れるクライム・アクション」―映像化は不可能と呼ばれてきた問題作がついに解禁!
「何が善で何が悪か、表裏一体で、何を信じていいのか?」―手塚治虫の問題作『MW-ムウ-』クロスレビュー
(C) 2009 MW PRODUCTION COMMITTEE
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漫画界の巨人・手塚治虫が遺した作品の数々は、日本にとどまらず世界のあらゆる分野に影響を及ぼし続けている。その中で発売当時、内容の過激さやテーマの衝撃性から “禁断の問題作”“映像化は不可能”と言われてきた『MW-ムウ-』を映画化。これまでも何度となくクリエーターたちがその実写化を企てては挫折してきた本作が、手塚治虫生誕80周年の本年、ついにサスペンス・エンタテインメント超大作として公開される。

少年時代に経験した事件の復讐のため冷酷な殺人鬼となった主人公・結城美智雄役を、ドラマ『のだめカンタービレ』の玉木宏が熱演。彼を救済しようと悪と正義の間で苦悩する神父・賀来裕太郎役には『クローズZERO』の山田孝之。監督には『明日があるさ THE MOVIE』の岩本仁志があたり、現代社会の病理を浮き彫りにした原作の世界観を壮大なスケールで描き出している。


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【ストーリー】
16年前、ある島の島民全員が死亡する事件が発生。その事実は、政府の手で一夜のうちに闇に葬られ、その周到な隠蔽工作により、事件は忘れ去られるはずだった。しかし、そこには、神の悪戯で生き延びた二人の少年の存在があった。やがて2人の片方は神父へ、もう片方は美しきモンスターへと成長し、すべてはそこから始まった―。



『MW-ムウ-』
2009年7月4日(土)より、丸の内ルーブルほか全国ロードショー

監督:岩本仁志
出演:玉木宏、山田孝之、石田ゆり子、石橋凌
原作:手塚治虫
配給:ギャガ・コミュニケーションズpowered by ヒューマックスシネマ
公式サイト


レビュー(5)


  • まいこっこさんのレビュー   2009-06-26 13:49

    復讐は正義か?

    冒頭から誘拐身代金強奪のトリックで楽しませてくれます凶悪で極上なエンタメ作品でした。 凶悪というのは、もちろん玉木宏演じる、主人公の結城美智雄。 彼は今まで「のだめカンタービレ」「KIDS」「真夏のオリオン」など割と正統派のやわらかいイメージの役...  続きを読む

  • tunesさんのレビュー   2009-06-26 17:39

    原作通りとは行かない

     手塚治虫、後期の佳作の映画化です、いえ、原案として映画を作ったという方が正確かもしれません。  原作と比較すると、玉木宏演じる「結城美知夫」と対をなす山田孝之演じる「賀来」のウェイトが低い。美知夫が白を着れば賀来は黒い服、逆であれば白い服を着...  続きを読む

  • カサキ ケイ ♂さんのレビュー   2009-06-28 21:40

    「MW -ムウ-」、手塚治虫の原作とは違うけれど

    物語は直ぐにヒートアップ、 冒頭から身代金強奪のトリックで楽しませてくれます。 少々のトリックなら何だ、この程度かと、 見破れそうなトリックの作品が多い中、幾重もの策を張り巡らし、 その上、さらにもうひと押しして、見事にジュラルミンの アタ...  続きを読む

  • 夏目深雪さんのレビュー   2009-06-29 10:51

    結城美智雄よ永遠に

    邦画では珍しい空撮ありカーチェイスありのスピード感溢れるクライム・アクション。玉木宏が好演し、他の俳優では無理だったのではないかと思わせる憎々しくも神々しいまでに美しい「結城美智雄」像を作り上げていた。原作と較べ賀来との同性愛的側面が薄れ、関係が単純...  続きを読む

  • robert1973さんのレビュー   2009-07-01 01:56

    作品として見ごたえあり

    6月25日@厚生年金 見てきましたー 手塚治虫生誕80周年で映画化された作品『MW』 沖の真船島・・・16年前に一夜にして島民全員が姿を消した島 しかしそこからたった2人だけ逃げ出した少年たちがいた 16年の時が...  続きを読む