骰子の眼

cinema

東京都 渋谷区

2009-03-06 21:29


33年間獄中生活を生き抜いた、チベット僧パルデン・ギャツオの不屈の精神を描いたドキュメンタリー『雪の下の炎』レビュアー募集

パルデンの苦悩の半生を通してチベット問題を浮かび上がらせると同時に、人間が持つ精神力の計り知れない可能性を私たちに見せつける。
33年間獄中生活を生き抜いた、チベット僧パルデン・ギャツオの不屈の精神を描いたドキュメンタリー『雪の下の炎』レビュアー募集
パルデン・ギャツオ

1996年、サンフランシスコで開催された第1回チベタン・フリーダム・コンサート。ビースティ・ボーイズ、ビョーク、オノ・ヨーコら豪華ミュージシャンとともに一人のチベット僧が平和を訴えた。中国軍の侵攻に対しチベット民族が蜂起した1959年に、平和的なデモを行ったという“罪”で投獄されたチベット僧パルデン・ギャツオである。想像を絶するむごい拷問を受けながらも33年間を生き抜き、非業の死を遂げた同胞のため、現在も闘い続ける。

映画『雪の下の炎』は、パルデンが生まれた1933年に遡り、中国の侵略によって始まった悪夢を追いかける。パルデンは生い立ちから、理不尽な投獄の背景、そして33年間に渡る苦痛の日々を静かな口調で淡々と語る。また、パルデンの友人や元政治囚、フリー・チベット活動家の証言を加え、過去の記憶に苛まれる現在のパルデンを描きだす。


雪の下の炎02

監督は、NY在住の日本人女性ドキュメンタリー作家・楽真琴(ささまこと)。孤独で厳しいNY生活で精神的に落ち込んでいた頃、パルデンの自叙伝『雪の下の炎』(原題:An Autography of a Tibetan Monk)と出会い、救われたという。自由を奪われ、過酷な運命に晒されながらも、優しく微笑むパルデンの不屈の精神に感銘と尊敬の念を抱き、パルデンを訪ねてインドのダラムサラに旅立った。映画はインド、アメリカ、イタリア、そしてチベットでの撮影を終え、2008年に完成。一人の僧侶と真正面から対峙したこの映画は、NYトライベッカ映画祭でのワールド・プレミア上映にて多くの人々に衝撃を与えた。


■パルデン・ギャツオ Palden Gyatso

1933年チベット生まれ。チベット民族が蜂起した1959年に中国政府により逮捕され、33年間にもおよぶ過酷な獄中生活を生き抜き、61歳のときに釈放される。中国占領下のチベットから脱出後、現在はインド北部ダラムサラを拠点に世界各地を訪れ、チベットと世界の平和のために精力的な活動を続けている。2008年に長らく絶版となっていた自叙伝『雪の下の炎』(パルデン・ギャツオ著)の復刊応援運動が起こり、今年1月にブッキング社より復刊した。

『雪の下の炎』の公開に先立ち、試写会で本作を観てレビューを書いて頂ける方を抽選で5名様をご招待します。応募方法は下記からどうぞ。

(※配給会社のご協力の元にこのクロスレビューの企画は成り立っていますので、当選された場合は必ず上映会に参加でき、レビューを書いてくださる方の応募をお待ちしています。また、レビューは400~600字書いていただくことが条件となります)


『雪の下の炎』
2009年4月11日(土)より渋谷アップリンク他、全国順次ロードショー

監督:楽真琴
出演:パルデン・ギャッツオ、ダラ・イラマ14世、他
2008年/アメリカ・日本/75分
配給・宣伝:アップリンク
公式サイト
★チベット民族蜂起50周年 3月10日(火)・13日(金)『風の馬』『雪の下の炎』プレミア上映会開催
※詳細はコチラから

『雪の下の炎』試写会 5名様ご招待
日時:2009年3月19日(木) 15:30開映
場所:アップリンク・ファクトリー(東京都渋谷区宇田川町)

【応募方法】

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■応募締切り:2009年3月13日(金)

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