骰子の眼

cinema

大阪府 大阪市

2009-02-19 16:10


青山真治、ジム・オルーク、ドラびでお、束芋ら出演の「ただの映画祭」じゃないシネマ・フェス『CO2』

関西にインディーズ映画の聖地あり!原将人の7年ぶりの新作、佐々木昭一郎の伝説のTV作品など、盛り沢山すぎる豪華4日間の映画祭!
青山真治、ジム・オルーク、ドラびでお、束芋ら出演の「ただの映画祭」じゃないシネマ・フェス『CO2』
(左上より時計回り)衝撃のスプラッター・クレイアニメーション『チェーンソー・メイド』(監督:長尾武奈)、昨年行われた「CO2実践型ワークショップ」で監督を講師に迎えて受講生たちと撮り上げた短編映画『ブカブカさん』(監督:宮本杜朗)、私たちが住む世界の膿をえぐり出したササミ肉アニメーション『時の灰』(監督:岡田昭憲)、ミュージシャン・あらかじめ決められた恋人たちへとコラボレーションした短編映画『ウガチナガス』(監督:浅川周)

エドワード・ヤン記念アジア新人監督大賞を獲得した『ガール・スパークス』の石井裕也監督、『ジャーマン+雨』でメジャーへと乗り上げた横浜聡子監督など優れた才能を輩出してきた映画祭『シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビジョン(CO2)』が、2月26日(木)より4日間、大阪の梅田HEPHALLにて開催される。
これまでに制作資金の助成とスタッフワーク等のサポートにより数多くの新作映画を生み出してきており、今年で5回目を迎える。

同映画祭はミュージシャンやダンサーなど様々なアーティストの参加を呼びかけ、ロック・フェスのような一風変わった「シネマ・フェス」のスタイルをとっており、今回はジム・オルークとドラびでおによるセッションライブや、CO2オープン・コンペ出身監督と関西ゼロ世代を代表するミュージシャンとのショートムービー上映、伝説的映画監督・原将人による7年ぶりの新作『マテリアル&メモリーズ』が8ミリフィルムの3台同時映写で上映される。

黄昏ガールズ
思春期の女の子二人のちょっと変てこで切ない通過儀礼の物語『黄昏ガールズ』(監督:荒船泰廣)

さらに、世界中のTVマンから敬愛される元NHKディレクター・佐々木昭一郎による国際賞を総ナメにしたTV作品『四季・ユートピアノ』(1980年)の上映&トーク、タナカカツキの超高画質CG映像『ALTOVISION』上映、トークゲストには青山真治、束芋、万田邦敏、沖島勲、七里圭といった豪華内容が盛りだくさんで目が離せない。

また、過去最高応募数から選び抜かれた5人の映画監督に、CO2が50万円の助成金と機材を援助した新作映画のお披露目上映もあり、青山真治、佐々木昭一郎、ジム・オルークが最終審査員となってNo.1の監督が誕生する(以下、作品紹介)。

そうなんだ

『そうなんだ』 監督:水藤友基

学校サボってアイドルのコンサートのチケット予約をしている5人の女子高生。一人が脱ファン宣言をしたことから始まる悪ガキ女の子たちのドタバタの行方は…

ある光

『ある光』 監督:高橋明大

ある女が死んだ…。女の名前だけが残り、もうその身体に光があたることはなかった。そして…。いきづまった文明の中で生き残ってしまった者たちの祝祭を描く。

それは、それ

『それは、それ』 監督:甲斐博和

闘病していた妻は浮気の末に死去。葬儀を逃げ出した夫はタクシーに乗ってさらに逃避。残された娘は蒸発した姉とも連絡取れず…。不埒な人間達の悲しくも可笑しい物語。

こんなに暗い夜

『こんなに暗い夜』 監督:小出豊

倫子は石女。アクツも石女。倫子は、愛人と不妊の愛犬を巡り、アクツによる黒い罠にかけられる。オンナたちは、真っ暗な東京の夜を真っ逆さまに堕ちて行く…

脚の生えたおたまじゃくし

『脚の生えたおたまじゃくし』 監督:前野朋哉

憧れのあの子は<処女>なの?<非処女>なの?中学生の妄想宇宙が大爆発!童貞少年とヤンキー少女の恋の行方は?大阪芸大出身の監督が描く、どうしようもないの初恋エレジー。


『シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビジョン(CO2)』
2009年2月26日(木)・27日(金)・28日(土)・3月1日(日)

会場:大阪・梅田HEPHALL
料金:当日 1日券1,500円/前売 全日券3,200円、1日券1,200円
【お問合せ】CO2運営事務局 06-6375-5234
公式サイト

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