覆面をしたハマスが手製のロケット弾を設置するところ （photo by Amir Farshad Ebrahimi）
日本時間の4日未明（現地時間3日夜）ついにイスラエル軍がガザに戦車で侵攻した。2日目の現在民間人が50名以上亡くなっている模様。CNNによるとこれまでの死者は500人を超えたと報道されている。
フリッカーにアップされているAmir Farshad Ebrahimi氏の日本のメディアでは報じられない写真を中心に構成してみた。
「2人の息子とその妻、9人の孫と暮らす主婦サミラさん（53）は、「おなかがすいたら寝ることにしている。空爆の爆音が聞こえるたび、子どもたちは泣くわ。私たちは家の中でじっと死を待っているのよ」と話した。（中日新聞によるガザ市民の声）
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2009010402000036.html
イスラエル軍、ガザ北部を実質制圧 死者５００人突破
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901050003.html
素朴な疑問として、なぜイスラエル空軍はハマスのロケット弾の発射基地を特定できないのか、そしてそれを空爆しないのか。それはトップの写真にある。持ち運び中の手製のロケット弾はどこからでも発射できるのでハイテク装備のイスラエル空軍も手が出せない。
以下のYouTubeの映像は、イスラエル空軍のF16からの空爆の映像。これほどの正確度でハマス幹部の自宅を爆撃しているという。しかし、ゴルゴ13ではないのだから、マッハのスピードのF15、F16からの爆撃が一般市民を巻き添えにしない訳がない。
ガザ市民はハマスのロケット弾による攻撃をどう思っているのかという質問に「パレスチナ子どものキャンペーン」のサイトにアムジャッドさんの電話インタビューが掲載されている。
「私自身は平和を望んでいますが、イスラエルによる攻撃は、まったくバランスが取れていないので、ロケット攻撃を支持している人はたくさんいます。何よりもこんな状態ですから、ガザの人は現在団結していて、ハマスもそれ以外もありません。そして、イスラエルが地上攻撃の準備を終えたという噂を聞いていますから、私たちはそれをとても恐れています」2008/12/31
「パレスチナ子どものキャンペーン」のサイトには現地からの声が他にも掲載されています。
http://ccpreport.blog90.fc2.com/
アムジャッドさんがいうように圧倒的軍事力の差がある中でイスラエルが行っている攻撃はジェノサイド（大量虐殺）と言っても過言でない行為に間違いない。
ハマスのロケット弾 （photo by Amir Farshad Ebrahimi）
イスラエル陸軍の戦車隊 ガザ国境 2008年12月29日（photo by Amir Farshad Ebrahimi）
ハマス警察本部においてハマスの警官たちの死体 2008年12月27日（photo by Amir Farshad Ebrahimi）
ハマスのロケット弾により死んだ犬 イスラエルのSderot南部 2008年12月30日 CNNの5日の報道によると「ガザ地区からイスラエル側へのロケット弾攻撃では、兵士１人と民間人３人が死亡」（photo by Amir Farshad Ebrahimi）
イスラエル空軍F15 2008年12月28日（photo by Amir Farshad Ebrahimi）
イスラエル空軍によるハマスを狙った空爆 2008年12月28日（photo by Amir Farshad Ebrahimi）
病院に運び込まれるパレスチナ人少女 2008年12月28日（photo by Amir Farshad Ebrahimi）
パレスナ保安部員の死体 2008年12月28日（photo by Amir Farshad Ebrahimi）
パレスチナ人のLama Hamdan（4歳）が埋葬される 2008年12月30日（photo by Amir Farshad Ebrahimi）
罪のない人々を殺すな トロント 2009年1月3日（photo by Medmoiselle T's photostream）
アメリカとイスラエルの大量虐殺をやめろ サンフランシスコ 2009年1月2日（photo by Steve Rhodes）
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