1984年に青山に初の一号店をオープンし、その後、スポーツウェア、コスメティック、ウォッチなど幅広いアイテムからライフスタイルを提案し続けるアニエスベーは2008年に日本上陸より25周年を迎えた。
アニエスベー本人の来日もあり注目を集める春夏コレクションショーと、記念パーティーが10月23日に有明TFTにて華やかに開催された。会場に足を踏み入れると、アニエスベーの代名詞とも言われるボーダーのロングスリーブTシャツがユニフォームのケータリングスタッフがお出迎え。パレットのような、ユニークなトレイでシャンパンが配られ、会場は祝福に満ち著名人の来場もあってきらびやかな熱気に包まれていた。
来場者が自由に描けるようになっているアニエスベー版「リーガル・ウォール」。大半がアニエスベーへの祝福の想いを込めたメッセージとイラストが書き込まれている。
2009年春夏コレクションショー
アニエスベーの春夏コレクションはクラシカルから、モダンまでシンプルな中にも遊び心が軽やかに駆け巡る。
Femme
脈動感溢れるビビッド・オレンジと白のリバーシブルのフードジャケットと、“on kiffe le velo”(自転車大好き!)のメッセージ入りT-shirt。
ドレープ感がゴージャスなコットンリネンのロング・ワンピース
Homme
Malik Sidibéの写真が、裏地にプリントされたグレイ・ジャケット
カンガルーレザーを用いた明るい色のブルゾン
ショー後、彼女はこうコメントした
「皆様に祝福されとても幸せです。やさしい想い、みんなの笑顔を見れて本当に嬉しく思います。これからも美しい物語が続きますように」
アニエスベーがパッケージをデザインしたぺリエや、特製スイーツが振舞われ祝福ムード一色。ライブスペースでは、NYのガールズ・エレクトロニカバンドAU REVOIR SIMONEのライブ、ラウンジではDJ WOOGや金子英史によるサウンドで盛り上がりはピークに。音楽とアートという、アニエスベーの2大要素を体感出来た。
写真:左/ラウンジ風景 右/モデルの杏さんとアニエスベー
写真:右/アートユニット 明和電機 土佐信道さん 左/映画監督の是枝裕和さん
25周年記念として、現在注目のアーティストの鈴木ヒラクさんとアニエスベーのコラボレーションアイテムを発売。「HIRAKU SUZUKI pour agnès b.」として、Tシャツやアニエスベーのバッグライン、アニエスベー ボヤージュとのバッグを製作。彼は2006年にフランスにあるアニエスベーが所有するギャラリー、「ギャラリー デュ ジュール」で個展を開催するなど以前からアニエスベーと親交を深めていた。
その他多くの芸能人、著名人が来場。意外なつながりの発見は、アートユニット明和電機の土佐信道さん。アニエスベーは多様なアートシーンで活躍する有名無名を問わない新しい風や、世界中のアンダーグラウンドで活躍している新進気鋭のアーティストに注目し、世界に紹介している。また、97年より発刊し、無料で配布しているアート新聞「POINT D'IRONIE(ポワンディロニー)」など、現代アートシーンを牽引、数多くの新星を発掘に助力している。
尚、アニエスベーではカイエ・デュ・シネマ週間特別ゲストで初来日を予定しているフランス女優サンドリーヌ・ボネールの、初監督作品『彼女の名はサビーヌ』(2月アップリンクXにて公開)の宣伝サポートを行っています。
≪写真提供≫アニエスベーサンライズ
Photo© kazou ohishi
・agnès b.公式サイト
http://www.agnesb.com/front/index.jsp?null
・第13回 カイエ・デュ・シネマ週間
http://www.cahiersducinema.com/
http://www.institut.jp/agenda/festival.php?fest_id=52
・彼女の名はサビーヌ 公式サイト