原節子のことを“永遠の処女”と当時は謡っているいるけど、俺には全然そんなふうには見えないなあ。だからといって、あばずれじゃあないけど。そういうキャッチフレーズだったんだろうけど。小津の「東京物語」のときにもあったけど、少し困った気持ちを押し隠すような表情が好きだ。今の女の子は、困った困ったと直球で表現しすぎる。顔だけでもわかるのに、口でも「困った」「メンドくさい」とホザキヤガル。あ、これが永遠の処女性なのか。「めし」ねえ。大事なんだよなあ。こうやって書いてても、腹減ってるんだけどなあ。俺。わかるよなあ。結婚もしてないのに、この気持ち。