弱いんだよな、こういう浪花節。筋書きが分かっているほど、ツボをとらえて感極まってしまう。特に、漫才コンクールにオフクロが観にきてるシーン。簡単なシーンなんだどなあ。意外なところで仁科貴の登場。出っ歯のメイクなので、中田ダイマル師匠か?と思ったが、時代が違う。あ、まるむし商店か。ラストの葬式シーンでも、天を仰いで号泣するのが印象的。やるじゃない。でも、参列人数は、こんなもんだったのか?エキストラの費用が足らなかったのか。まあ、文化住宅での寂しい送りが悲しみを誘うのかも知れないが。仁科の他には、趙方豪さんの甥っこが好演。