日本の医学・医療は世界の最先端と言われていますが、
その始まりは江戸時代にありました。
山脇東洋が日本初の人体解剖を行い、その情報により
各地で解剖が行われるようになりました。 また1774年、
杉田玄白らが翻訳した『解体新書』は、蘭学が急速に
日本中に広まるきっかけとなりました。 人々を救う
ために、正しく人体がどのような構造であるかの解明が、
漢方医らも含めて始まったのです。
本展では、当時の希少な解剖図などの史料の他、
江戸時代の医療道具等も展示し、中国から来た漢方と
西洋から来た蘭方が、 「医は仁術」が実践された日本で、
いかに独自に発展して人々を救ってきたかを探ります。
また、最先端医療では、人体の可視化をテーマに
3Dプリンターによる臓器モデルなど、日本が世界に誇る
技術を紹介します。 77年ぶりに発見された杉田玄白ら
の直筆掛軸や山脇東洋の『蔵志』原本が初公開となります。
展覧会名:特別展「医は仁術」
会期:2014年3月15日(土)~6月15日(日)
会場:国立科学博物館(東京・上野公園)
開館時間:午前9時~午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入館は各閉館時刻の30分前まで
※4月26日(土)〜5月6日(火・休)の間は午後6時まで、
ただし、5月2日(金)は午後8時まで
休館日 毎週月曜日、5月7日(水)、
ただし、3月24日(月)、3月31日(月)、4月28日(月)、5月5日(月・祝)は開館
※諸情勢により、上記の開館日・開館時間等について変更する場合があります
一般・大学生 1500円
小・中・高校生 600円
金曜限定ペアナイト券 2000円
※金曜限定ペア得ナイト券は、2名様同時入場 / 男女問わず、午後5時~午後8時 / 最終入場は午後7時30分、会場での当日販売のみ
※常設展もご覧いただけます
※未就学児童は無料
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名様は無料