2013-10-10

『潔子爛漫』を見てる・5―しかし、正直に言って― このエントリーを含むはてなブックマーク 

どうして蒼太ってああ態度でかいんだろうね。

ってか、いつもえらそうって言うか。

切りかかってきた二宮(潔子をつけ狙っていた男)に説教するのは状況的にあり得るとしても、
自分がいつまでも「だんな様」と呼ぶ元雇い主(とは、弥彦のこと。潔子の現在の夫)にも、
一度ならず、二度、三度と立て続けに説教するし、
あまつさえ、蒼太のけがを気遣って、滋養を取らせてやろうと肉や卵を持って訪ねてきた弥彦(この人も、患っている身)に向かって、
「牛鍋にでもしてみようかな?」
って、のん気なあの言葉は、あれはほんとに脚本にあったせりふ? それともアドリブ?
普通の日本人なら、立場上もっと恐縮しながら受け取らないっけ?
いちおう、なんかそれらしいことも言っているんだけれど、どうもそう聞こえないし。
蒼太が出てくると、なんだかいらいらするんだよね
(私、ふだんいらいらすることなんてほとんどないんだけど)。

どこへ乗り込むにも居丈高で、交渉に行くって態度じゃないし、
できもしそうにないことをべらべらと並べ立てるし、
ついに前回、体を張って、「きぃちゃんを守る」の口癖を証明したかも知れないけれど、
どうにもこうにも好感が持てる描かれ方ではない。
ヒロインの相手役という重要な登場人物のはずなのに、
脚本家が蒼太役に恨みでも持ってるんじゃないかと思うほど。

まあ、泣き顔だけはなぜかよいけどね。

本日第29話では、「人を恨まず、憎まず」を実践し、
清い心でい続けようと頑張り続けた潔子がついにぶち切れ、
「私はなにを信じたらよいのですか!」と叫んだので、
私もちょっとまねして吐露してみました。

そうしたら、以前は潔子の辛抱一筋の言葉に、
「あんたらしいこと言うねえ」
とにこにこしてほめていたようだったお姑さんが、
「初めてあんたのほんとうの声が聞けた気がするよ」
ともっと喜んで、少しは背負っているものを下ろしたらどうか、と潔子に勧めていた。

あー、人間ってそういうものなんですねえ。

写真はその蒼太。これは何話あたりだろう。二宮家に交渉に行ったあたりかな
(あ、これはいい顔つきだと思っております)。

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10月13日の付記。

違った、第15話でしたね。
隆道に、そのぼんくらっぷりを責められて、張り倒された後でした。

キーワード:

潔子爛漫 / 第29話


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Reiko.A/東 玲子

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