2013-04-18

世界が食べられなくなる日』クロスレビュー:次々に浮き彫りにされる不都合な真実 このエントリーを含むはてなブックマーク 

見終わった瞬間、とても重たい気分になった。今や世界中の消費者がモルモット状態になっているという重たい現実にたじろいだ。予想以上に日本の風景が映し出されていたことも、その一因だ。
自身も食の安全性や、エネルギー問題にはそれなりの関心はあったのだが、映像で見ることにより、事態が想像以上に緊急かつ深刻である事に気づかされた。「茹でガエル」という言葉があるように、食品や原発の蓄積毒に対しては、今までの認識を改めるべきと猛省。
かつて枝野官房長官が福島原発事故の際に「ただちに身体に影響を及ばすモノではない」というコメントに「やれやれ」などと呑気な対応をしていた人々にもぜひ見てもらいたい作品だ。

 遺伝子組み換えの食品のラットへの投与実験、遺伝子組み換え作物の侵入を完全に阻止するセネガルの農業学校、遺伝子組み換え作物刈り取り隊、さらにフランスの農家や港湾労働者の間に癌などの健康被害が広がる様子が次々に映し出される。原発は原爆から、GM作物は毒ガスから(毒ガスをもとに除草剤が作られ、それに耐える植物が遺伝子組み換えで)作られたという。まさに双方とも戦争による悪の産物だ。

 日本と同様にフランスのメディアも決して核問題や遺伝子組み換えについての問題を取り上げないとのこと。複雑な政治的・社会問題だからだ。フランスは原発一辺倒のエネルギー政策を推し進め、世界中で初めてエネルギーの74%も原発に依存した。そのフランスでさえも国民の77%が原発に反対という事実には驚いた。

安全保障とは何かをもう一度、個人レベルで考え直さなければならないことを痛感。面倒なことは後回し。面倒なことは政府にお任せという時期はとっくに過ぎているようだ。有識者委員会の意見とか世論調査とか安全データだって鵜呑みにはできない。本当にどういう未来を選ぶかを、各自が真剣に考えなければならない。

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kansa5959

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kansa5959

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