2013-03-12

『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』クロスレビュー:ひとりの人として このエントリーを含むはてなブックマーク 

モノクロームの写真の中で、
音を紡ぎ、人となりを映し出す。

世界の一流アーティストから崇拝される
ロック・フォトグラファー アントン・コービン。

音楽好きな人なら、1度は手にして、目にしたことがある
レコードジャケットやポートレートの数々。

1枚のポートレートは楽譜のようで、アーティストと写真家、
互いの接点を1音ずつ確かめ、紡ぎ出され、
そして、1つの曲になるような作品創り。
アーティストとアントンが呼応するように。。

U2、ディペッシュ・モード、ルーリードなど、
多数のトップアーティストのインタビューや、アントンが30年以上撮りためた
ポートレートは、映画を観終わった後も、フラッシュバックとなって脳裏に甦り、
ロック好きには垂涎で貴重なドキュメンタリー映像となっている。

まばゆいばかりの華やかなカルチャーシーン。
しかし、スポットライトが投影されない日影の場所がある。
そこには、人としてのアントンが佇んでいるのであった。

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sand

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“試写会・ジャパンプレミアに参戦するのが趣味♪”


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