「夫婦はお茶漬のようなもの」・・・って、そうかあーっ!胃に悪いぞ。木暮実千代の憎たらしい(ひっぱたいてやりてえぐらいだ)妻。けなげで忍耐一筋の夫、佐分利信。いやあ、佐分利信は良かった。後年は、ニヒルで無口な強面、重鎮役ばっかだったけど。お茶漬けねえ。小津監督の理想じゃないのか。そういえば、この木暮実千代の様な女性と数年付き合ったことがある。ああ、思い出したくも無い。書きたくもないぞ。(いつかきっちり書くことにしよう)やはりひとりでじゅうぶんだ。お茶漬けねえ。まだわからないなあ。甘いのかねえ、俺は。女性との距離感がとりにくいのだよ。しかし、小津監督がこれを撮ったときと、今の俺と同じ年ぐらいだ。翌年には、あの「東京物語」撮るんだから。まだまだだな。ちぇっ。