2012-03-09

ジョン・カサベテス監督「グロリア」(DVD)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

たぶん「レオン」は、これをパクったんだろう。1983年の春、原宿にあったOH!GODというBARの中でこの映画を観た覚えがある。ピンボールやビリヤード台、そしてスクリーン(当時は珍しかった)がアメリカンなカンジで店内に置かれ、田舎から出てきたばかりの俺には、とれもシャレた都会の店だった。2~3年前、ビルの改装で閉めちまったのは、ちょいと寂しかったぜ。
 ジーナ・ローランズ。今調べてみたら、この映画のとき、50歳。あ、俺とおんなじだ。(もうすぐだけど)ピストルをかまえた姿が、こんなにカッコよかったっけ。日本で匹敵する女優はいるか?ヤクザの情婦だったという役の設定が、カラダに染み込んだような女優だぞ。
ラストシーン。あのグロリアは、もう死んでいるのか?車は霊柩車を現しているのか?まだ70年代の香りが残っているような気がした。それにしても女優が主役のサスペンスでは傑作だ。

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大倉順憲

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