1989年の作品。久々に観てみると、これ松竹映画なのに、出演者が東映オールスターだ。まるで「忠臣蔵」のキャストだぞ。五社監督だからか?志し達せず、青年将校安藤大尉(三浦友和)が兵を引き上げるシーンで、川谷拓三さんがかけよってのセリフ「死んだらあかんきに」が印象的。このシーンに賭けてたんだな、川谷さん。どーも皆さん兵隊言葉で、気張った口調ばかりなんで、全部同じキャラに見えるし、聴こえる。ショーケンのショーケンたる演技も最期の自害シーンだけ。佐野史郎さんが率いる隊への挨拶も、この頃の佐野さんらしかったけど。そういえば、テレビドラマで226を題材にした「貴族の階段」というのに出たとき、「警視庁を占拠する」という野中大尉の役だったんで、「俺はショーケンと同じ役だ!」と、メチャメチャテンションが上がったのを思い出した。若かったねえ…