2008-04-13

自由主義と社会主義、そしてSEX このエントリーを含むはてなブックマーク 

題名はちょっと過激です。また題名だけだとラブコメ映画の感じもしますが、これはれっきとした大真面目なドキュメンタリーです!

東西ドイツの壁が取り払われ、めでたく統一が達成。今までベールにつつまれていた社会主義の東ドイツの実態が、ベールが取り払われたときに明らかになった真実とは?普通に考えると、自由主義の方が快楽は享受しているように思うのですが、実態は違っていた…というか、社会主義の方が、特に東ドイツにおいては、女性の社会進出が顕著であり、そのことがセックスに大きく影響しているように感じました。

映画の中で、かわいらしいアニメを使って非常にわかりやすく伝えてくれます。いろんな印象的なコメントがちりばめられ、西と東の比較。西はいわゆる昔ながらの女性、良妻賢母、男性が働き、女性は家で家事。東は男性が少なかった(戦後男性が西に行った人が多かった)ため、女性が戦力として仕事をして(戦力としての必要があり)、その結果女性が自立し、早くから結婚制度とセックスが切り離されていた…などなど。

ただもっとも興味深いのはラストの東西ドイツ統一後、何事も均一化されると…。非常に興味深い内容でした。現在日本では少子化が進んでいるので非常に参考となる映画ではないかと感じられました。

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とんとん

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とんとん

“ミニシアターの映画が好きです”