怪優ドナルド・サザーランド主演。73年の作品。原題が「DON'T LOOK NOW」直訳だと「今を見るな」か。これ、確か17年前にビデオで観たことがある。(別れたカミさんが好きだったのです)改めて今回観て、また同じ感想を抱いた。ラストシーンが今ひとつ。あの赤いレインコートを着た老女(連続殺人鬼)が何故、ドナルドを殺すのか。前回観ても意味不明だった。何だか後味悪いなあ。確かに、水の都ベニスの風景はよろしいのだけれども。ドナルド・サザーランドは良いのだけれども。名作と云われてるだけに、何だかイチャモンをつけたくなる。それにしても、観ないと思い出さない俺も情けない。日本じゃ、こういうスリラーは撮れないのだろうか。
昨夜TVドラマで、宮部みゆき原作の「魔術はささやく」をOAしていた。これも近親者を亡くした女性が催眠術(これがちょっと古色蒼然としてるのだが)を使って、怨念を晴らしていく話だ。目の前で爆発事故が起こっているのに、あまり反応せず携帯電話に出る主役女優は如何なもんだろうか。ああいう演出なんだろうか。わからん。それに「名作が、ついにドラマ化!」とラテ欄に載ってたけど、20年程前に日テレでドラマ化されてます。確か、山口智子、吉岡秀隆主演で。そこらへん、ちょっとよろしくっつーことで。