2011-06-07

原発は「運命」ではない&魚介類を食べる気がしない——リーフレット『でんきのほんと でんきのこれから』—— このエントリーを含むはてなブックマーク 

 週明けから蒸し暑さが戻ってきてしまいました。未だ夜は外出時シャツを着ないと幾分肌寒さを感じますが、湿度が高いのでしょう、掌や足裏が心持ちベタベタします。

 サポーターになっているグリーンピースのニュースレターで、日本における原発の段階的廃止と自然エネルギーへの移行の可能性を平明に説明した冊子が紹介されていました。無料で下記のURLからPDFファイルでダウンロード出来ますので、よろしかったらどうぞ。より多くの人にとって、とりわけご自身やお連れ合いが妊娠されている方や、小さなお子さんがいる方にとって、この『でんきのほんと でんきのこれから』が、必ずしも現在の不安に半永久的に耐えなければならない訳ではないということを、知って頂くきっかけになればと思います。

 http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/eleaf.pdf

 こんなことを言うのは、三月の原発事故で本当に大変なことになっているにも拘らず、先週末の青森県知事選で推進派の現職が当選したことに表れているように、多くの人々が原発に強い不安を覚えながらも、雇用の創出をはじめとする地域振興効果などを顧慮して、本気で原発廃止に舵を取れないでいるように感じるからです。

 ところで、僕は残酷さの忌避という観点から、2003年頃から五年弱くらいかな、動物性食品は一切食べないことにしていました。その後、パーフェクト・ヴェジタリアンであることに解放感や先進性よりも、窮屈さを感じるようになったこと、また自然農法や自給自足への関心の高まりなどから、哺乳動物以外は(鶏肉は幼い頃から嫌いなので食べません)、食べるようになりました。

 しかし原発事故以来、福島県〜茨城県〜千葉県沿岸の海産物の放射能汚染に対する危惧の念から、魚介類は買わなくなり、動物性のものは卵と蜂蜜(五十嵐大介『リトル・フォレスト』第二巻で知った蜂蜜入り卵焼きが大好き)しか食べてません。

 とは言え理由はそれ以外にも、「父権的な女性観ーポルノー肉食」をテーマにした考察をまとめるために、先月からフェミニズムーヴェジタリアニズム関連の本を読み出したことから、最近倫理的ヴェジタリアニズムへの関心が再度高まってきたというのもあるんですが。

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知世(Chise)

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知世(Chise)

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