2011-03-20

相変わらず、米もパンも卵も牛乳も、 このエントリーを含むはてなブックマーク 

手に入らない日々が続いている。
ま、菓子パン系はちらほら出てる。
でも、シンプルな食パンはなかなか手に入らない。
スーパーやコンビニのそれらの棚は、まるでそこだけ強奪されたかのよう(に、スッカラカン)。
直近のSEIYUの時短営業まで始まってしまって(それはいいのだけど)、
知らなかったから、夕べはうっかり野菜も買い損ねた。
さらには、ほうれんそうと原乳から放射性物質が検出されたという話だから、
これで当分、いろんな野菜も手に入りにくくなるだろうし、牛乳が手に入る日はまたま
た遠のくのだろう。

そんな中、先日は姉がわざわざ、住んでいる横浜から
(同じ危険区域、いや、パニックゾーン?なのに)、
手持ちの米だの、スーパーで見つけた食パンだのを持って、電車で駆けつけてくれた。
実家ではみなから、マリー・アントワネットと呼ばれている姉だから、
トイレットペーパーまで持ってきてくれるというのにびっくりしていたら、
しっかり、周りに中身を気づかれないように、
12ロール入りのトイレットペーパーを大きな紙バッグに入れて、
上にもハンカチをかぶせて隠しながらやってきた。

その姉に、ふだんは足を踏み入れないはずの
(なにぶん、貴族体質なもので…)
近場のドトールでコーヒーをおごっただけで、
トイレットペーパーと食パン(ついでに菓子パン)のお代以外は、
米代を支払うのを忘れた私…(だって、レシートなかったんだもん)。

でも、ほんとうに助かった。
姉はタイミングしだいで見つかる、と言うのだけれど、
どうもそのそのタイミングに自分はうまく合わせられないみたいなので。
そのほかにも、手持ちのお米を分けてあげる、と言ってくれた人が何人かいて、
身近な人たちのありがたさを心底感じた日々だった。

しかし被災地では、阪神大震災の時と同じように、
おにぎりを一個千円で売る輩が現れたらしく
(横浜の父母も、お米を探してスーパーに行ったらなかったものの、
特別に、と言って奥から出してきてくれたお米はふだんより200円増しだったという)、
温かさを求める人の心を傷つけている。

こんな時に暴利を貪るのはやめてほしいものだけど、
やめろと言われてやめるぐらいなら、きっとその人たちは最初からやらないだろう。
いっそ日頃から、災害時条例とか制定しておいて、
相応の値段以上で販売するのを禁じる、とでもしておけばいいと思うのだけど。
しかし、相応の値段、の算定がまた大変かも知れない。

だけど人の心に傷ついても、その傷ついた心を温めてくれるのはまた人だから。
誰かに失望しても、希望を与えてくれるのはまた別の誰かだから
(しまった、今テレビでしきりにやってるACジャパンの広告みたいだわ。いや、私は好きだけど)。

傷ついた人々の身も心をも埋め合わせるだけのものが、
みんなの上に訪れるのを信じてる。

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とりあえず、この後のReiko.AのTabelaでのタロットスケジュールはこちらです。

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被災地


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