2011-02-25

『名前のない少年、脚のない少女』クロスレビュー:わたしたちが知らなかったブラジル このエントリーを含むはてなブックマーク 

ブラジル映画って聞くと、熱い太陽、サンバ、情熱、なんてイメージを持ってしまいませんか?

この映画に登場する村は、ドイツ系の人達ばかりが住んでいて、道路は全く舗装されていないような田舎の村です。
ブラジル南部なので冬は寒いし、こんな場所がブラジルにあるなんて思いもしないような静かな場所です。

主人公の少年は母親との関係は何となくギクシャクしてるし、学校も楽しそうじゃないし、ネットへの書き込みと、友達との会話だけで生きているような子です。

そんな彼がネット上で見つけたのは、死んでしまった少女の写真です。永遠に手が届かないところにいる人に恋してしまったのです。

地球の何処で生きていようが、今はみんな同じような生活をしてるんです。地球の裏側の小さな村でも、少年たちは携帯電話を持ち、ネットで会話をしているのです。悩みも、妄想も、そんなに差はないんですね。

まだまだ外国の事って知らないことばかりなんだなぁと思いました。

そして、ブラジルは多民族国家なのだという事を改めて認識させてくれた映画でした。

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Roko

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