「ドンキホーテ」でナチスのコスチュームが売られていたようだ。世界の常識からすればとんでもない話だが、日本には日本のスタイルというものがある。ホロコーストとかアウシュヴィッツなんて、日本にとってはマイナーな単語だと思う。知っていたところで日本の経済成長とか自分の時給アップ・年収アップ・TOEICのスコアアップにはつながらないもんなー。
けれどもやはり、そうは問屋が卸さなかった。世界の常識に逆らってナチスのコスチュームを発売し続けることなど出来ないということだ。世界平和のために精力的に活動している『サイモン・ヴィーゼンタール・センター』に、その販売を知られることになった。ドンキに対し、『売るのをやめるように』とメッセージを送った。
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-11934370
ドンキと製造メーカーはそれに従う模様。問屋ももはや卸さないだろう。たとえ誰かが欲しがったとしても。
けれども今はネットの全盛時代。たとえ問屋が卸さなくても手に入れることができるダイレクト・マーケティング。
「ナチス パーティグッズ」とネットで検索してみたら、通販で売られていた。セット内容は帽子、上衣、パンツ、ブーツカバー。モデルの男性がコスチュームを身に着け、『ハイル・ヒトラー』のポーズをとっている。彼はサングラスをかけているのだが、そのサングラスはコスチュームセットには含まれていないとのこと。
コスチュームのサイズは以下の通り→上衣：バスト102cm位、丈55cm、袖丈55cm
パンツ：丈107cm位、股下74cm、ウエスト120cmまで（ゴム入り）、ヒップ124cm
洗濯は不可とのことだ。何回も遊びで着るものではない、ここぞという大場面でこそ着てほしい・・そんな意味なのだろう。勝負服。
金曜日に注文を受けた場合、月曜もしくは火曜日の出荷になるとのことだ。在庫は残り一着のみ。通常価格5,040円 (税込)が、今なら4,284円で手に入る (税込。 送料別)。チャンス。
イギリスのチャールズ皇太子の息子が仮装パーティでナチスの格好をした、というニュースがかつてあったが、彼もドンキとか通販で買ったのだろうか？ ・・写真で見るかぎり、ちょっとタイプが違うようだ。イギリス王室の恐るべきネットワークを最大限に駆使した、独自のルートで手に入れたのだろう。
http://www.asyura2.com/0411/idletalk12/msg/354.html
