2010-04-24

あの塚本監督の伝説の映画ふたたび!鉄男! このエントリーを含むはてなブックマーク 

この”鉄男”、3作目なんですよね。リメイクなのかと思ったら、まったく新しいものだと聞いて、すごく期待していました。

塚本監督の作品、私は”ヴィタール”が最初なんです。解剖という事から、色々な妄想や想像が膨らんでいくというもので、ビジュアルがすごくキレイだったんです。言葉や物では表せないようなものを、映像の中に閉じ込めていて、すごく不思議な気持ちになったのを覚えています。そして、悪魔探偵も、マイナーだけど好きなの。

今回の鉄男は、鉄男プロジェクトというものが存在し、そこから悲劇が始まっているのですが、また、ビジュアルがすごかったです。恐くて、キレイなの。美しいんです。あの映像のバランスはすごいですね。展開もすごいんです。ネタバレ出来ないから書けないけど、もー、鉄男すごいっ!!この映画は、ストーリーを追うことも大切かも知れませんが、映像芸術として、その迫力を楽しむのもあると思います。本当に激しいっ!!美しい映像を楽しんでください。

久しぶりに、これだけの迫力のある映画を観ました。全国公開をするような人気の映画では、この迫力は出せないでしょう。普通は恐くて、ここまで勢いのある映像やストーリーは描けないと思います。これは、塚本監督だからこそ出来る芸術だと思います。

私、塚本監督の映画を観る度に、やっぱり自分はオタクと呼ばれる人に近いのだなぁと思います。マニアなんです。こういう少し違った感じの、新進芸術のようなものが好きなんです。だから、万人にお奨め出来る作品だとは言いません。どちらかというと、マニア系の映画です。このワイヤーの感じがイイとか、銃口の形が好きとか、そんな訳の解らない事を論じてしまうような、そんな映画です。でもね、私は、好きなんです。

キーワード:

鉄男 / 塚本 / ビジュアル / 迫力


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ゆきがめ

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“映画、大好きです。ストレス解消法です。”


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