2010-03-01

ゆったりゆったり このエントリーを含むはてなブックマーク 

ホーミーの名人ダワージャブ氏の独唱ではじまるオープニングに一気に心ひきつけられる。
学生の頃、友人の家で初めて聞いたホーミーのCD。それ以来、個人的にも好きになり自分で何枚かCDも買いました。
音楽としてのホーミーは今でも好きで時折聞きますが、その背景や歴史までには興味がいきませんでした。
二人の登場人物のウランバートルからホーミー発祥の地とされるチャンドマニ村への旅。
所々で語られるホーミーの歴史。流れるホーミーやオルティンドー(長唄)、馬頭琴の美しい旋律。
感想として、純粋にドキュメンタリーとして独り語りで構成した方が良かったのでは?
特に前半部分のチャンドマニ村への旅の動機付けとして語られる物語は個人的には余分ではなかったのかとの思いもありましたが、試写会終了後にモンゴルの方らしき人が監督へ「ありがとう。感動した。」と言葉をかけているのを見て、外国人としての感想で、モンゴルの方からすれば登場人物の心の動きは必要な物語だったのではとの思いも。
全編に渡っての美しい音楽と所々に映し出される壮大な風景であっという間の時間でした。
単に消費される為の映画ではなく、ゆったりとして何かを残してくれるような映画。

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kim41

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