2009-07-25

今度の作品のイノベーションは? このエントリーを含むはてなブックマーク 

ディズニーのアニメ作品はいつも何かしら感心するところがある。
ルイスと未来泥棒では、タイムパラドックスのタブーを打ち破り、
レミーのおいしいレストランでは、レストランとネズミというありえない組合せを考えたところにイノベーションをみた。
毎回目新しい仕掛けが用意されていて楽しみだ。
映画の冒頭、ボルトとペニーが悪漢に捉えられたペニーの父の救出にむかう。
激しいアクションシーンの後、ペニーの父親は悪漢に連れ去られてしまう。
超能力犬ボルトがペニーと力を合わせて悪漢を退治し父親を救出する映画なのだなと思いながら見始めることになる。
すると一転、このアクションシーンが劇中劇であったことがわかる。
まず、第一にこのアニメでしか実現できそうにない導入部に感心した。
物語は一変し、ボルトがペニーの元をめざす、名犬ラッシー+桃太郎みたいな話になる。
桃太郎といっても桃太郎はいないが、他のメンバーは犬のボルト、捨て猫のミトンズとハムスターのライノ。
犬と猫とハムスターの組み合わせが斬新である。
特に、透明な球体の中に入っている、ハムスターのライノの造型に感心した。
今回も、ふたつも目新しくて感心する仕掛けがあって満足した。
普遍的なテーマを扱いながら、目新しさもしっかりとある、大人も楽しめる作品にしあがっていたと思う。
やはりディズニーは、実写作品よりアニメの方がおすすめである。

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