2008-11-25

36歳、ピュアな心に このエントリーを含むはてなブックマーク 

ノン子は一見どこにでもいそうな女性です
最近のシングル率の高齢化から言っても多いのでは
ただ家事手伝い で バツ一でとなると限定されてしまいますが
でもノン子の心の動きや現実打破を試みようともがく姿に
やはり自分を投影して観てしまいます

うまく生きて 成功してキャリアを手にして ばりばり働く
そんな女性はほんの一握りにすぎないと
でも自分のイケてない現実をノン子はなんでもなくあっけらかんと見せてくれる
一見投げやりかと思わせて 実は心の奥で燃えている みたいな
そんな彼女のピュアな心の動きをこの映画は実にストレートに見せてくれます
そし一見何の関係もなく交わる接点もない若者「まさる」との繋がり
ピュアに描かれた二人の様子が観ていて愛おしかったです

終わりよければ全てよし
と言うような撮り方をしていないところが新鮮でした
ぼんやり何気に描いているようで 実は鋭く心の動きを描いていたり 
結構いろんなことに挑戦しながら作られた作品という感じを受けました
細かいセッティングだとか小物だとかにも気を使って考えて
キャラクター設定にも時間を割いて作り上げていったのだと伝わってきます

その点を見つけながら観ていくのもおもしろいかもしれません

現実から逃避して又は、現状打破したい人にお勧めの作品です

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まんとひひ

ゲストブロガー

まんとひひ

“日々映画に癒され、生かされてます。”