2021-12-01

ジャスティン・リン監督「ワイルド・スピード/ジェットブレイク・ディレクターズ・カット・ヴァージョン」(試写・ユナイテッドシネマ豊洲)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 ひと昔前の映画「スピード」で、デニス・ホッパーがキアヌ・リーブスを追っかけて地下鉄の上から出てきたとき、「そんなわけないやろ」と心の中でひとりツッコミを入れたのを思い出したが。いやいや、この映画はそんなどころではない。登場人物全員不死身のターミネーターだ。つっこむ余裕などみせないカット割りとテンポ。アクションだけではなく、親兄弟の愛憎、契りなんぞも入っていて、監督は新国劇のファンなのかとも想像されるほどだ。苦言を呈すれば、金髪ボインボインを、もうちっとお願いします。身に詰まされるような内容で小ぶりな映画が多い中、たまにはアドレナリンどばっと全開でビールぐびぐびするのも良い。

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大倉順憲

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