2021-09-10

前田哲監督「老後の資金がありません!」(東映試写)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

 老後っていつからなんだ。国民年金が支給され始める65才なのか。だとしたら、年金に入ってない俺はいつからなんだ。そもそも年金どころか、定年の無い、就職したことも無い、ろくでもない男には、老後なんてものは無いのだ。〈一生感動 一生青春〉だ。みつをだ。それも疲れる。
 
〈コメディ・エンターテインメント〉と銘打たない方が良かったのではないだろうか。
 黒澤明は自作「用心棒」を〈喜劇〉と称した。これもちょっと如何なものかと思うけど。
 
 天海祐希を、わざわざ〈コメディエンヌ〉と称するのも少し気になる。なら、彼女の体躯を生かした芸が観たかった。元SKD&宝塚スターの2ショット(草笛光子&天海祐希の歌唱シーン)に、ちょろちょろとクリス松村が出てくるのは目障りだった。ついでに最近、安倍晋三がチョロチョロ出てくるのも目障りだ。(腹が痛くて辞めたンじゃなかったのか)。偏見と思われてもかまわない。試写を観せて頂いたのに、文句ばかりで申し訳ない。こんな拙文でも読んでくださる閑人がおられるかも知れないが、これはあくまでも独り言、日記です。

 草笛光子…87才!、毒蝮三太夫…85才!、竜雷太…81才!(天海 祐希…54才!けっこうイってンじゃん!素晴らしい。抱ける。) 
以上のキャスティングは見事だ。この方々に老後はあるのか?
この国は、一生働き続けなければいけないのか。

 若輩者の俺は〈2000万の老後資金〉どころか今迄小銭しか持ち合わせたことが無いので、まだまだ老いないことにしよう。それにはジジイになってもグラサンにブーツ履いて、ご婦人の尻でも撫ぜながら新宿あたりで呑むことにする。俺には老後はありません!

 

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大倉順憲

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