数年前に日本青年館で梅垣氏のコンサートを観た覚えがあるが、その時より一層過激さが増しているように思う。過激なんだけど客のスマホを自分のパンツに入れる際、ジップロックしてからという心遣い。91才の女性客を舞台に上げる時、椅子を用意する優しさ。「91才に拍手!」なんてやってると、ファミリー・コンサートに来てるかと錯覚したほどだ。だけど、男性客の股間に「ししおどし」を付けて「コン!」と鳴らすくだらなさとバカバカしさは健在。「子供が見るもんじゃない。大人がやるものでもない」という秀逸なMC。ラストの鉄板ネタ「ろくでなし」を唄いながら鼻豆を走り回り飛ばす汗と化粧でドロドロになった横顔に男芸人の哀愁を感じ、俺の3年後の姿を想像する。2時間半出ずっぱり。おつかれさまです。