2018-01-27

悲しい恋の結末は このエントリーを含むはてなブックマーク 

ここ数日、「悲しい恋の結末は」という昔の歌の出だしが頭に浮かんできてふり払えず、
この語りで始まる歌はなんだっただろうと頭を悩ませていたが
(出てくるのは、『イルカに乗った少年』を歌う城みちるの姿ばかり。絶対に違うんだけど)
どうにも思い出せないんで、ついに歌詞を検索してやっとわかったところ、甲斐バンドの曲だった。

正しくは「悲し"き"恋の結末は」だったけど、
あ~、そうか! とスッとしてyou tubeで聞いたら、
今度は、その『氷のくちびる』がどうしても自分で歌いたくなってしまって、
きのうの夜は、一人、地元の安くて小さなカラオケ屋に足を向けることとなった。
でも、週末だからたぶん空いていないだろうな、とダメモトで行ったのに、
意外や空きがあると言われ、
しかし、その理由が、
「凍結してしまっているんで」
フリードリンクもすべて飲めないし、トイレも使えないけれどそれでもいいか、
というものだった。

電気のこうこうとついてるフロントでいきなりそんなことを言われても、
にわかには理解しがたかったけれど
(店員さんの説明のアタマに、「水道管が」が抜けていたし)、
折しもこの寒波、都内23区内でも配管しだいではそのようなことがあってもふしぎではない。
まあ、自分は歌いに来ただけだからそれでもいいや、と思ってO.K.を出した。

部屋に通されたら「暖房は使えますので」とまで言われたけれどね。
それも使えなかったらちょっと困るよ……。
これは確かに、ビールでも飲みながらみんなでわいわい盛り上がりたい人たちには来られない。

というわけで、手短に1時間だけ歌って帰った。
なんの割引もしてくれなかったけれど、週末の夜に小さなお店で空きがあったんだからラッキーだったと思うべきだろう。

ちなみに、この甲斐バンドの歌は、
「悲しい」恋の顛末を歌っているのではなく、
恋の結末が悲しいものとなりました、という内容だった。
これまで、この歌の歌詞をあまりまじめに聞いてきたことはなかった。

それからもちろん好きでもなんでもなかったから歌わなかったけど、
城みちるのデビュー曲の『イルカに乗った少年』も、
昔、テレビに出てきた時には、そのわざとらしいほどの王子様路線に興ざめしたものの、
今改めて聞くと、なんだか素朴でいい歌詞に聞こえる。

時は歌の聞き方を変えるんだねえ、としみじみ思ったきのう今日だった。

キーワード:

甲斐バンド / 寒波 / 凍結


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Reiko.A/東 玲子

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“human/cat also known as Nyanko A 人間/ねこ。またの名をにゃんこA”


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