12月15日(金)ソワレ。説明台詞を極力省き、俳優の力量が試されるホンと演出。なのだろうが、わからん。ほぼわからん。特に冒頭の10分ぐらい。関係者から「観客を育てるために」という意図らしいと聞いたが、そんなのは大きなお世話だ。むしろ「脚本家と演出家が育つために」であろう。突き放すのであれば岩松了氏の如く徹頭徹尾貫くか、倉持裕の不条理極まりない観客置き去りな芝居の方が、俺はまだ好感が持てる。デヴィッド・リンチを観た後のように、清々しさまで感じるからだ。ま、チャレンジも良いけどさ。少しはわかるけどさ。松井宗但好演。