2016-11-13

劇団扉座第59回公演  「歓喜の歌」(両国 シアターX)を観て。 このエントリーを含むはてなブックマーク 

11月10日(木) 原作:立川志の輔 脚本・演出:横内謙介
志の輔さんの新作落語を、よくもまあ見事に劇団員にアテガキしたもんだなあ。まるで川島雄三の映画「幕末太陽伝」だ。
地元の素人合唱団員をイジル伴美奈子さん、いつもの中原三千代のオバハン役、コーラスグループキャプテンの高橋真理ちゃん、そして漫画のようなキャラの新人北村由海など、女優陣も安定感があって良い。六角精児と客演の酒井敏也さんが中心となって狂言回しのように演ずるのも、観ていて安心する。これは劇団力だ。近頃、プロデュース公演が多いけど、やはり30数年間、劇団にこだわって公演を継続してきただけある。有馬クンのタップ、女優陣のゴスペル、そして地元で募集した合唱団など、これは劇団力がなければ、ちょいと出来たもんじゃない。クリスマスまで地方公演が続くらしい。身体に気を付け、事故の無いようにおきばりください。

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大倉順憲

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