ども、演出です。
引っ越しをして約3週間。
やっとこさダンボールの数も減っていき、生活環境も整ってきました。
と、思ったら体調を崩して風邪気味状態。
咳が少々。そして若干の鼻水。
とはいえ劇団を休むわけにはいかず、
とはいえ団員にうつすわけにもいかず。
症状は薬で抑え込み、マスクを着用。
16日(日)は「仮本番」でしたからね。
集中しないと、周りへの示しもつきません。
誰よりもテンションを上げて、
誰よりもテンポ早く、
誰よりもミスをしない。
練習時間の一番少ないオイラが、一番出来ている事。
新人に背中を見せるっつーのはそういう事なのです。
それが例え、誰一人そんなことに気付いてなかろーと、ね。
( TДT)
でも、大道具のセッティングにしろ、照明の吊り作業にしろ、ベテラン団員をはじめとして新人も一生懸命動いてくれて凄く助かりました。
最近の「仕込み作業」は、オイラどんどん楽が出来るようになってきました。
団員が学んでくれてるんですね。分からない事がある時は、自分で判断せず、ちゃんと聞いてくれるし。
オイラも分からない時は素直に公民館の方に聞きますしね。
「分からないこと」は決して駄目な事では有りません。
分からないなら、聞いて学べばいいんです。
「たいした事ない」などと勝手に決めつけず、まず聞く。
それが実は演劇の中では・・・公民館にとっては、超重要な事かもしれないのですから。
大道具&照明は人の命に関わる大切な作業です。
神経質になりすぎて悪いことはありません。
ただ、何か質問するときは集中して聞くようにね。
二度も三度も同じことを聞かなくていいように。
そして、聞いたら周りの団員と情報を共有して下さい。
オイラが、「その質問、さっき他の奴から聞かれたぞ。」ってならないように。
オイラも極力何か説明するときはみんなの前で説明するようにはしますけどね。
遅刻して来る団員もいるからさ。
んでも、本当に負担が減って楽になりました。
今回の公演はかなり体力的に余裕を持ってやれそうです。
で・・・実際に仮本番をやってみてどうだったかと申しますと、
微妙!!Σ( ̄□ ̄;)
というのが正直な所です。
まず、芝居のクオリティを下げているのがテンポとテンション。
ほとんどの人が遅いし、低い。
あれだけ練習して何故保険を打つ!?
やはり「本番を想定」して練習に挑んでいないので緊張の方が勝ってしまうのでしょうね。
それに加えて台詞覚えが不安な役者は声が小さいので台詞が全然聴こえないし。
十夢が芝居をやる上で一番持たなくてはならない「一生懸命」という熱が、少し下がってしまったかもしれません。
これは演出であるオイラの責任です。
動線作りにばかり気をとられすぎて、大切な事を見落としていました。
ベテランには「十夢の一生懸命」を思い出してもらうと共に、新人には「十夢の一生懸命」を叩き込まなくてはなりません。
それは、日々の練習で、見せて(魅せて)いけば良いことだと思いますけどね。
そして、クオリティを下げている要因は、
小ネタが駄目すぎる。
オイラは今回、演技以外にやることを「小ネタ」と認識するようにしています。
正直、いつもよりかなり「雑」な考え方です。
何をやるかはネタばらしになってしまうので詳しくは書けませんが、今回の芝居、演技以外に色々な事にチャレンジしています。
そして、そのクオリティを上げねば、面白い芝居は出来ないと考えています。
いつもは「芝居の流れ」で楽しんでもらえれば・・・と思っていたネタも、今回は「それ単体で見ても面白い」ものにしたいと考えています。
でないと、
演技はそこそこ見れているのに、
小ネタに入った瞬間、
つまらなくなるからです。
これならやらない方がいいんじゃない?
とお客様に思われてしまう可能性が高いのです。
でも、オイラには小ネタは小ネタで、それをやる意味があるのです。
大事な芝居の一部なのです。本当は、ね。
一部なのですが、そう考えてしまうと、演技の一環として見てしまうので、どうしても突き詰められないんですよ。
それは単純にオイラの演出としての癖です。
前後の流れを見てしまうので、少々不満があっても流して次のシーンへいってしまうんです。
だから、あえて今回、単体として見ることにしています。
一つ一つ、「魅せるもの」として。
それが出来れば、今回の芝居はもっともっと面白くなります。
そうなんです!!
オイラは決して「マズイ」などと後ろ向きになっている訳じゃありません。
可能性を感じました。
とびっきり面白くなる可能性を感じました。
それを実現可能かどうかは、役者、そしてスタッフ一人一人の時間の使い方と本気度によりますけどね。
全員が同じ目線、同じ熱量で芝居作りに挑まないと歪な芝居になってしまいます。
今週の練習は、まず、そのとっかかりでした。
小ネタのレベルアップ。
1分のネタの為に3時間使用。
今後はそんな練習になっていきます。
ええ!!時間が足りませんとも!!
そんな中ですので、今更台詞覚えが悪い人の為に練習時間は割けられませんからね!!
自分の時間を削り、頑張って台詞を覚えてください。
そして、一人でペラペラ言える位になったら個人練習に付き合いますから、掛け合いに慣れましょう。
そう!
そろそろ役者の皆さん、「台詞覚えたと思ったんですけど~」という勘違いは止めましょう。
一人でペラペラ言えたって、台詞を覚えたことにはならないのです。
相手と掛け合いをしないことには、台詞は出ないんです。
相手の目を見たり、相手の言い終わりをリズムで覚えないと、台詞は出ないんです。
一人で台詞覚えをしていると、結構自分勝手なタイミングで台詞を言えるので、リズムが狂うんです。
で、リズムが狂うと台詞が出てこないんです。
これがね、毎日練習出来るプロのような環境ならイケるんでしょうけど、そうではない我々のような素人劇団の役者は慢心し油断しちゃアカンのです。
第10回公演は今までにないレベルの芝居を目指しています。
こっからはツライだけです。
毎週、毎回、練習はツライだけです。
練習に来ても、全然自分の練習できない日があるかもしれません。
でも、どこをどのくらい練習するかは、その日の練習参加者によるので決められません。
(基本的にある程度の内容は事前に決めてありますけどね。)
ひたすらツラくて、無駄な時間を過ごすかもしれません。
でも、それを「無駄」にするかは本人次第です。
子供じゃないんですから、「意味」は自分で作り出さないとね。
もう一度言います。
こっからはツライだけです。
耐えた者だけが、
10回公演の舞台に立つ資格があるのです。
立つ資格があるのです。