大倉順憲さんの日記
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2019
4月
27
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Ova9 第1回公演 「Necessary Targets~ボスニアに咲く花」(荻窪オメガ東京)を観て。
4月24日(水)初日。女性7人の劇団旗揚げ公演。演出家が青年座の方だけに的確な演出なのだが、それだけに何か面白みが無い。女性が怒号を浴びせたり泣きわめいたり、おまけにレイプされた状況をモノローグで聴かされるのはつらかった。翻訳物だから、しょうがないのだろうけど。閉鎖的空間における各々の心情吐露は、70年代の小劇場を思わせ、懐かしくもあり何を今さら感があった。女優陣はそれぞれ芸達者な方々ばかりなので...
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2019
4月
21
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井上淳一監督 「誰がために憲法はある」(神楽座試写)を観て。
原作が左翼芸人といわれる松元ヒロ。監督が若松プロにいた井上淳一(「戦争と一人の女」「止められるか、俺たちを」は秀作!)。音楽が頭脳警察のPANTA。そして主演が名優渡辺美佐子とくれば「憲法くん」は、必然と鮮やかに浮き上がってきた。ポレポレ東中野でまもなくロードショーされるということだが、出来ることなら8月まで頑張って欲しい。制作にクレジットが入ってた「長谷川和彦」って、あのゴジのことか?
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2019
4月
18
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中島みゆき「夜会工場 VOL.2」劇場版(渋谷ショウゲート試写)を観て。
こりゃ中島みゆき劇団だ。ひとりでやってるのかと思ったら、他にもシンガー兼アクター&アクトレスがいたんだ。圧巻の構成力、間延びしないほどの寸劇の尺と朗読、そしてMC。1曲も知らなかった俺でも圧倒された。いつもチケット完売になるわけだ。中島みゆき以外の出演者は、歌も演技も踊りも出来るなんてご立派。そんなに若くないのに。でもちょっと2時間強の尺は、長かったかな。
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2019
4月
01
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荒木憲司監督 「俺は前世に恋をする」(渋谷アップリンク)を観て。
前世と来世の人物が恋をする…かあ。なるほど考えたもんだな。というかどうしたらこんな発想が出来るんだ。荒木ワールド炸裂。後半の鉄塔が出てきたあたりで、もう荒木監督全開フルスロットル。このまま突っ走っていって欲しい。日本のティム・バートン。他にこんなの撮るやついないんだから。
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