大倉順憲さんの日記
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2019
3月
30
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「松元ヒロ ひとり立ち」(新宿紀伊國屋ホール)を観て。
3月28日(木)19時。初日。ピエール瀧、アベ政治、オリンピック…諸々に言及し、笑いとともにスカッとさせる話術は見事。自身が体験した駅伝話から金栗四三の生涯を語る構成は、感動。ラストの映画「こんな夜更けにバナナかよ」の語りは、松元氏も敬愛するマルセ太郎を思い出させた。左翼芸人と呼ばれているけど、芸人こそ反社会的な目線を持たなくてはいけないのではなかろうか。
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2019
3月
28
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東宝/りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館製作 「十二番目の天使」(シアタークリエ)を観て。
なるほど。こういった形式の舞台もあったのか。台詞はモノローグ中心で、あまり会話になってない。それも長台詞ばかり。役者大変だったろうな。特に主役の井上芳雄は何十ページ喋ってんだ。こんなこと出来るのか。さすが売れっこはスゴイね。六角精児が見事にコメディリリーフを担って好演。出てくるとホッとする。
フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン監督 「ビューティフル・ボーイ」(渋谷ユーロライブ試写)を観て。
ドラッグ中毒役を演じたティモシー・シャラメ、こいつあ良かった。マジでやってるのかと。父親役のスティーヴ・カレルも。「フォックスキャッチャー」の大富豪のオヤジと大違い。役者は良いんだけど、実話だけにヘビィ過ぎると感じた。どこかスカッと笑うとこや、ラストのカタルシスが欲しかった。しょうがないか実話なんだから。
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2019
3月
20
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アンナ・ボーデン&ライアン・フレック監督 「キャプテン・マーベル 」(新宿TOHO)を観て。
フラッと観たけど、いやあ面白かった。こういうドンパチものって、もうこういうレベルなんだな。ドンパチ、ラブ、セクシーだけじゃダメなんだな。どんだけ強いんだこの女!壊すか宇宙船。奥深い人物描写が描かれてないと成立しないんだ。ただ、主役の女優がもうちっとキレイでセクシーな方がいいなあ。ま。俺の好みだけど。スナイパー役のジェンマ・チャンにゾッコン。抱いてやる。
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2019
3月
13
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テアトロジャージャン第15回公演 「緑のサイクリング」(恵比寿テアトロジャージャン)を観て。
3月12日。初日。桃井章作・演出。デビッド・リンチ的展開というか、ストーリーテリングがモヤモヤして話が進まない。「どうなってるんだ」「どういうことなんだ」「桃井さん、テレビや映画では分かりやすいホン書いてたろう」後半、ようやくじんわりと構成の意味が滲み出てきた。もう、これって桃井さんの「ドグラマグラ」なのだろうか?断筆宣言されてから自由奔放にありったけの脳ミソを放出されているようだ。終演後、そこに...
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2019
3月
01
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クリント・イーストウッド監督 「運び屋」(よみうりホール試写)を観て。
「グラン・トリノ」から、もう10年かあ。ちょいと猫背になったけど、さすがイーストウッド。やはりアウトロー役が似合うぜ。御年88才!ひえーっ!「笠智衆88才没」「大滝秀治87才没」だよ。こんなファンキーな役、日本で誰がこの年で出来る?しかもバリバリ現役美女と3P(映画の中だけだけど)夢を持たせてくれるなあ。儲けた金を家族や他人に使うというところがいいし。スマホ、ネット等への現代風刺批判というのもスパ...
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