大倉順憲さんの日記
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2016
8月
29
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中間健詞監督 「パンチメン」(西神田 ワイルドファイア・スタジオ)を観て。
仁科貴の人柄が、にじみ出た快作。いや、仁科本人と監督がにじみ出させたのであろう。なんだかだんだん主役が似合ってきたぞ、仁科貴!しっかり堂をとって遠慮しない方が、性にあってるのだろう。ここら辺は意外に父上のDNAは引いてないんだなあ。 関西弁が持つ独特のテンポのコメディタッチで進んでいくので、うっかり観ていると、端々に散りばめられている細かい布石を見落としてしまいそうだった。 「マジンガーZ人形...
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2016
8月
27
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曽根中生監督 「新宿乱れ街 いくまで待って」(DVD)を観て。
荒井晴彦さんのデビュー作品。って聞いてたから観たけど、これほとんど自伝でしょ?荒井さん。まあ、散々カラミがあるのに、エロくないことエロくないこと。曽根さんより、藤田敏八さんとか、神代辰巳さんが撮ったらどうだったんだろうか。山口美也子さんのオッパイの張りが最高ですけど。BARの女、中田彩子が、早乙女愛似で惚れちゃったけど。 OPとED曲が、裕也さんの「きめてやる今夜」。シビレルねえ。しかしこの頃、...
マキノ雅弘監督 「日本侠客伝 花と龍」(DVD)を観て。
第9作。やくざの女親分役で出ていた、高橋とよ。あの小津の「東京物語」で近所のオバハン役で出てた人だ。これが意外にも貫禄と凄みが出ていて、くり返し観てしまう。健さん、もちろんカッコいいんだけど、殴り込みがあっさりなんだよなあ。まあ、これほとんど実話だから、しょうがねえか。でも、健さんの役名が「玉金」で、星由里子さんが「オマン」って、これどうなの?
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2016
8月
23
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日比遊一監督 「健さん」(渋谷シネパレス)を観て。
高倉健ドキュメンタリー映画。立木義浩の「次はどんな役を演じたいですか?」との問いに、「日本の男です」と答えた1ミリもブレの無い健さんに感服。健さんといえば、小林稔侍さんが出てこないのがちょいと不満だが、きっと断ったのだろう。シャイだからな、稔侍さん。あ、プロデューサーが李鳳宇となってる。なんでもやるんだな、この人。 元付き人さん(今はガソリンスタンド経営者)の息子さんの結婚式に来賓として出席して...
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2016
8月
13
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ジョン・リー・ハンコック監督 「オールド・ルーキー」(VHS)を観て。
デニス・クエイド主演。あかん。予想通りの展開なのに、わかっているのに、ラストはひとりで泣いた。ああ、やっぱりこういうクサめのストーリーが好きなんだな。俺は。生意気そうなツンとした鼻の女房役、レイチェル・グリフィスにも惚れてしまう。これも俺のタイプ。人生はループですな。
森岡利行監督 「子猫の涙」(MX)を観て。
再見。監督の愛を感じるな。叔父と映画への。警察署から出てくる武田真治と広末が、見送る赤井英和さんに「あの人わろたはるで」「観たらあかん」のセリフに大爆笑。森岡監督が脚本で参加した「新・悲しきヒットマン」の石橋凌さんのセリフ「ちゃっぷいちゃっぷい、どんとぽっちい」に匹敵した。10点。関西弁独特のニュアンスなんだけど、わからん人には、さっぱりわからんやろなあ。
総監督:庵野秀明 監督・特技監督:樋口真嗣 「シン・ゴジラ」(新宿TOHO)を観て。
庵野ワールドを、よくぞここまで突き通したもんだ。あらゆるオタクの結晶が散りばめられているので、たまらんけど、最初に出てきたあんな気持ち悪いゴジラを、よく東宝が許したと思う。看板だもんな東宝の。でも、捨て身の覚悟で庵野監督に託したんだろうか。俳優の早口は、リアリティ演技なんだろうけど、最初はさすがに閉口した。ただ、総理大臣役の大杉さんと官房長官役の柄本さんの絶妙な掛け合いが浮き出てきていて成功策。(...
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