大倉順憲さんの日記
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2014
1月
28
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フランク・キャプラ監督 「或る夜の出来事」(VHS)を観て。
セレブでわがままな女は、生理的にとても嫌いだ。スクリュー・ボール・コメディの名作なのに、主演女優のその役柄にあまりにもウンザリしてしまい、嫌悪感だけが残ってしまった。 まあ、俺もかなり傲慢な男だからなあ。
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2014
1月
27
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第22回 りゅう寄席 「柳亭こみちの会」 下北沢 りゅう
柳亭こみち 一、町内の若い衆 一、安兵衛狐 中入り 一、宿屋の富
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2014
1月
24
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チャン・イーモウ監督 「あの子を探して」(VHS)を観て。
ああ情けない。こんな傑作を見逃していたなんて。 出演者は、全員素人だという。主役のミンジがラストに流す一筋の涙にやられた。あっぱれ。子役の生き生きした表情!(近頃、なんとかっつー子役のドラマが話題になってるけど、この映画に比べれば学芸会だ。なんで日本の子役は、あんなわざとらしい演技をするのだ。いや、させるのだ)実話かと思ったら、実話っぽく撮ってるらしい。さすがイーモウ監督やるじゃない。悪ガキ黒板...
小津安二郎監督 「秋日和」(DVD)を観て。
佐分利信、51才の時の映画。今の俺と同じかあ。信じられないなあ。嫁に行く、行かないとか、母娘の関係など、今となっては少々退屈な話にも感じる。小津美学は良いのだけれど。やはり父娘を取り上げた「晩春」の方にシンパシーを感じるのは、男だからか。父にはなってないけれど。
アルフォンソ・キュアロン監督「ゼロ・グラビティ」(渋谷TOEI)を観て。
圧巻。91分でこれだけ簡潔に「死と再生」「絶望と希望」を伝えられるものなのか。映像美が盛んに讃えられているけど、俺はサンドラ・ブロックの肉体美を絶賛しよう。苦悩の末にようやく宇宙船(?)に入り、宇宙服を脱いだときのあの鍛えられたボディ!49才だぞ。アンジェリーナ・ジョリーやスカーレット・ヨハンセンがキャスティング候補に挙がってたらしいけど、若過ぎる。博士というインテリジェンスと幼いわが子を失ったと...
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2014
1月
18
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マービン・ルロイ監督 「哀愁」(VHS)を観て。
ヴィヴィアン・リーの業の深い演技に改めて・・・いや、今更ながら感嘆。 元は、舞台の二幕劇だったそうなので、話が整理されていて分かりやすい。 現在なら、娼婦という過去を悔やんで自殺する女性って、あまりいないだろうなあ。
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2014
1月
16
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ディーン・パリソット監督 「REDリターンズ」(シネマスクエアとうきゅう)を観て。
痛快。だったんだけど、何も残らない。DVDでも良かったな。ヘレン・ミレン最高。
鈴木剛監督 「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー〜感度サイコー!!!〜」(MX)を見て。
見落としていた映画。ラジオの企画から出来たのか。知らなかった。ラジオスタッフとしては勇気が湧く内容だ。マラソンランナー間寛平が、狂言回しのように出てくるのが良い。関西では抜群の求心力がある存在だからね。寛平さんの横にいたハンチングのオヤジ。どこの大阪の不良のオッサンかと思ったら、ベーシスト藤井裕だった(あの!サウストゥサウスの)。いいなあ、全然ミュージシャンに見えないもんなあ。串かつ喰ってたら普...
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2014
1月
07
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チャールズ・マーティン・スミス監督 「イルカと少年」(NTV)を観て。
あ!この監督、「アメリカン・グラフィティ」の冒頭でべスパでひっくり返る、あのメガネのドジだ。いいねえ。がんばってるなあ。ミュージシャンのハリー・コニック・Jr.、クリス・クリストファーソンが案外好演。雰囲気がイイね。実話だから文句言えないけど、ちょっとクサイストーリー展開。海の病院の娘役が、またクドイ演技。ハリウッドの子役でも、こんな子がいたんだなあ。日本の子役は、ほぼクサイけどね。
ジョエル・シュマッカー監督 「フォーン・ブース」(NTV)を観て。
81分とリアルタイムで進行していく時間が良い。でも、何かキリスト教的な贖罪の話でハッピーエンドになってるのが、少し好みじゃないなあ。
ジム・ジャームッシュ監督 「ブロークン・フラワーズ」(NTV)を観て。
我が身につまされるストーリーだ。過去、関係のあった女性が自分の血がつながった子が存在することを連絡してきたら、果たしてどういう行動を取るのだろうか。この映画では、淡々と客観的にDNAを捜し求める話になってるだけに、ラスト・シーンの近辺に現れるわが子と年相応の若者を見る度に焦燥感でいっぱいの主人公が際立つ。特にラストカットのビル・マーレイには苦笑いさせられた。
- 1-11/11