藤田真弓さんの日記
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2011
7月
03
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『ミラル』クロスレビュー:道端に咲く花のように。気づけるのなら、愛はいまそこにある
映画の前半では、パレスチナ問題に翻弄される女性たちが描かれている。少女ミラルは、そんな過酷な運命を生きた大人たちによって、生きる力を育まれた。この大人たちの人生の描写が、まず素晴らしい。特異な状況にあるとはいえ、今、このときを生きる全ての日本人にとっても、重なってくる問題を投げかけられている気がする。 ユダヤ民兵組織によって、親を虐殺されたパレスチナ人の孤児たち。彼らをひきとり、子供の家...
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