大倉順憲さんの日記
-
2012
9月
27
-
池ノ上四水会~林家彦丸・林家ひろ木二人会~(池ノ上こうだ亭)を観て。
初天神 ひろ木 木乃伊取り 彦丸 中入り 代脈 彦丸 三味線 時うどん ひろ木
-
2012
9月
11
-
降旗康男監督「あなたへ」(TOHO渋谷)を観て。
良くも悪くも、どっから観ても「高倉健主演映画」。 主演なのに、存在するだけでいい俳優なんて日本では他にいないだろう。 しかし、年齢設定はいくつなんだ?妻役の田中裕子さんとは、15年前に結婚して53歳で亡くなったと云ってるが、健さんも定年過ぎた嘱託の刑務所職員だ。だから、少なくとも65~70あたりか。今の健さんにはちょっと無理があるのではないか。それに入歯になったのだろう。「た」行と「さ」行の滑...
-
2012
8月
28
-
アダム・エリオット監督「メアリー&マックス」(DVD)を観て。
オーストラリアのアニメ。なんだか朗読劇「ラブレターズ」に似てるよなあ。世間では高評価だったようだけど、俺はあんまりピンと来なかったなあ。
ゲキ塾。プロデュース 立川志の輔原作「忠臣ぐらっちぇ」(笹塚ファクトリー)を観て。
志の輔さんの新作落語が原作となっているようなので、ホンがしっかり練られている。話のツジツマ、答え合わせが明確で心地良い。時間も2Hでちょうどよい。ただ役者の無駄な動きと、大声テンションの場(古き良き?時代の)が多かったのが残念。そして板の間に何故草履、雪駄のまま上がるのかが意味不明だった。天然女優長谷妙子、謎の女親分みたいな役は、ハマリ役。
-
2012
8月
21
-
スコット・クーパー監督「クレイジー・ハート」(DVD)を観て。
主役のアル中落ちぶれシンガーを演ずるのが、ジェフ・ブリッジス。何故ハリウッドの俳優って何も芸が無さそうなオッサンなのに、歌やダンスがうまいのだ。(クリストファー・ウォーケンのダンスしかり)アメリカで一番人気がある音楽のジャンルは、ロックやジャズじゃなくって、カントリー・ミュージックというのが、この映画を観ててよく分かった。果てしない一本道、灼熱の太陽、ビール、バーボン、ステーキ、ポテト。そこには...
-
2012
8月
13
-
益子昌一監督「さまよう刃」(ANB)を観て。
ラストに不満あり。原作は読んでないけど、あれじゃあ憂さが晴れない。まず追い詰められた犯人を、寺尾さんが撃つ。もちろん犯人は絶命。そして刑事に(竹野内と伊東四朗さん)向けて空砲の銃を向ける、そこで伊東さんが撃つ。そこで寺尾さんは倒れる。しかし、急所を外していたので、回復後罪を償う…のだ。そうしなければ、あの犯人への憎悪が残ってモヤモヤして嫌だ!
豊田利晃監督「青い春」(DVD)を観て。
キャスティングが抜群に良い。松田龍平、新井浩文W主演。購買部のオバチャン役に、小泉今日子を持ってくるとは!野球部のたったひとりの1年生が塚本高史。「朝高ファイト!ファイト!」とひとりグランドを走り回るシーンが印象に残る。他、皆良い。そういえば、俺も高校時代は、高校が天国だった。遅刻早退自由だったし(それが後に響いたが)、生徒会に部活、女性関係、なんでもやりたい放題だった。ああ、夢のような3年間。...
-
2012
8月
09
-
豊田利晃監督「ナインソウルズ」(DVD)を観て。
また、やっちまった。これ、前に観たジャン。でも俺の豊田監督作品週間ということで、見直した。まあヨシ。 以前から俺は、刑務所に入ったり、何かから逃げる夢をよく見る。夢分析でいうと何か答えは出るのだろうけど、オトコって誰しもそんな欲望の切れ端があるのではないか。刑務所に入ることや、逃げることが欲望なのかと問われたら、簡単には答えづらいけど。閉鎖されたところに入るということは、一種の現実からの逃避...
上原源太監督「元気屋の戯言」(試写)を観て。
友人の清水美和が制作した映画だという。「ま、とりあえず観とくか」てなカンジで観たら、結構オモシロイ。渋谷という地域を、自分の居場所と定めて生きる男「元気屋エイジ」。こういう輩がいてもおかしくない、今の東京渋谷という街のライブ感がよく描けていた。わかりやすいストーリーもいいし。ただ、主役が脚本と製作にも係わっててたようで、主役目線のシーンが多過ぎだ。ま、キモチわからんでもないけど。もうちょっとサイ...
-
2012
8月
06
-
クリストファー・ノーラン監督「ダークナイト・ライジング」(109シネマズ川崎IMAX)を観て。
前日の夜、久々に会った映画大好きオヤジYさんに「IMAXをまだ観たことがないなんて、人生の半分を損してるぞ」と断言されたので、即観にいった。川崎まで。 全身で感じられる音と映像の一体感は良いのだけれども、3時間(予告編なども含めて)カラダにビンビンくるのには少し参った。疲れた。で、「バットマン」。今回は「ジョーカー」が出ない。カリカチュアライズされたキャラクターは要らないということか。もっと...
-
2012
7月
30
-
豊田利晃監督「空中庭園」(DVD)を観て。
噂には聞いていたのだが、見落としていた映画。角田光代原作。 隠し事の無い人間なんているのか?「空中庭園」とは見事な題名。妙に色気(役者としての)と存在感のあった、ひきこもり気味の息子役「広田雅裕」は誰だと思い調べたら、広田レオナの実の息子だった。松田優作、蟹江敬三、三浦友和、柄本明、奥田瑛二、北村和夫…皆ご子息がイイカンジの俳優になっている。「七光り」なんてのもあるのだろうけど、やはりDNA...
THE ALFEE One Night Summer Dream 2012 We Get Requests !(さいたまスーパーアリーナ)を観て。
7/28 アンコールを含めて3時間半の熱唱。 メンバーよりも俺は年下なのに、こりゃ無理だ脱帽。12000人満員だし。 途中、照明でペガサスの羽ばたきを見せてくれたのには、感動した。
無人駅公演 作・演出 翠羅臼 「南北逆曼荼羅」(武蔵野芸能劇場)を観て。
7/28 「江戸歌舞伎のバックステージ」とチラシに書いてある。 鶴屋南北を演じるのは、元状況劇場の大久保鷹さん。 これ、テントでやった方がよかったんではないか。小奇麗な駅前の劇場よりも。(まあ、このクソ熱い中、テント公演は如何なものかと思うけど)全体的にドロドロしたお話なんだけど、それが表面上のセリフや舌ベロを出した滑稽な表情、所作(世間を小馬鹿にしてカブいているということなのだろうけど...
カメのタンバリン公演 「ゆるいかえる」(学芸大学MAPLE HOUSE)を観て。
7/24(火)出演:深水龍作 北野由美子 山本明子 谷口千明 堀江あや子 畑あつみ 龍作さんが劇中で、亡くなった友人を想ってつぶやいた歌が、何故か沁みた。 後で調べてみると、谷川俊太郎作詞、武満徹作曲による下記の歌。 ベトナム反戦をテーマにして、高石友也さんらが唄っているらしい。 最近、死期を感じることがある。 刹那的に流されるままに、好き勝手放題に生きてきた俺だが、身体の不調を...
-
2012
7月
19
-
三池崇史監督「殺し屋1」(DVD)を観て。
最近TSUTAYAが「旧作レンタル100円」なので、ついDVDばかり観てしまう。映画館に足を運ばないのは怠慢だ、と思いつつも、渋谷駅前店の邦画の充実さに嬉しくなり、出先のついでについ借りてしまうのだ。で、「殺し屋1」。冒頭2分で、以前観た作品だと思い出してしまった。それだけ前回観たときの印象が無かったのか。はっきりいってそうだ。菅田俊さん、国村隼さんらは良いのだけど。(タランティーノがこの映画を観...
-
2012
7月
17
-
西川美和監督「蛇いちご」(DVD)を観て。
宮迫のキャスティングが良い。インチキ臭まみれなオトコなのだが、どこかに家族の血を大切にするのではないかというニオイをかすかに残している役柄を好演。(現実もきっとそうなのだろう。と思う)この監督、実にキャスティングがうまい。大谷直子さん、つみきみほ、ボケた笑福亭松之助師匠。これで、全作観たことになるけど、早く次回作が観てみたい。いや、この監督と会ってみたいぐらいだ。
-
2012
7月
14
-
成瀬 巳喜男監督「女の中にいる他人」(DVD)を観て。
オープニングで、小林桂樹が歩く後姿、“男の背中”ですべてを物語っている。新珠美千代の女の業に驚愕。若林映子の妖艶にメロメロ。
-
2012
7月
06
-
西川美和監督「ディア・ドクター」(DVD)を観て。
「ゆれる」の完璧すぎる脚本、演出にも驚いたが、これもまた名作。映画館で観るべきだった。ニセ医者を演じる鶴瓶が良い。彼は、TBSのエチュード番組「スジナシ」での即興演技が評価されているが、即興中にときおり見せる我に帰った苦笑いが嫌で、あまり観なくなっていた。しかし、この映画の中では、その“真実と虚偽”と芸人の持つ“笑いと業”のようなモノが実にうまく引き出されていて、はまり役だった。西川美和監督。しか...
-
2012
6月
27
-
久松静児監督「警察日記」(DVD)を観て。
40過ぎのアブラがのった頃の森繁が主演。主演というより、狂言回しか。あまりにもお人よしで、狡猾でだらしない男じゃないのが少しものたりないけど。終戦を理解してない痴呆症役の元校長役の東野英治郎が、反戦の意味も含めてポイントをGET。小田切みき、伊藤雄之助も好演。微妙な芝居をこなした殿山泰司が印象に残る。
-
2012
6月
25